1998年12月16日

VooDoo2

Review#59で「予定は未定ですが,そう遠くないうちにグラフィックアクセラレーターを買うような予感がしています。Voodoo2なんかいいかもしれない。」などと書いてしまったのですが,結局一週間後にVooDoo2を買ってしまいました。



I-O DATAのGA-VDII12/PCIという,3D専用グラフィックアクセラレータボードです。



ボード上にひときわ目立つ大きなチップが3個実装されていますが,これが3Dfx社のVooDoo2チップで,レンダリング処理用のピクセルエンジン×1,テクスチャ処理用のテクセルエンジン×2の計3個となっています。
Glide,Direct3DといったAPIが受け持つ3D処理を,ハードウエア的に処理することによって,CPUの負担を軽減し,高速で緻密な3D描画ができるようにする,というものだそうです。(詳しいことは知らない)



3D専用ですので通常のウインドウ画面などの2D画面の処理は,GP6-400に最初から登載されているRIVA128zxというビデオボードが担当します。
RIVA128zxも3D描画に対応しており,かなりの性能ではあるのですが,VooDoo2の比ではありません。(実感)



早速GA-VDII12/PCI(以下VooDoo2)をPCIスロットに実装。なかなかカタくて入らず恐い思いをするが,なんとか収まってくれた。VooDoo2チップは使用中にかなりの高熱を発するということなので,両側が空いている真ん中のスロットに刺しました。



次にモニタとの接続。これまではRIVA128zxから直接モニタにつないでいたわけですが,VooDoo2に添付されているパススルーケーブルを使ってRIVA128zxとVooDoo2を接続し,VooDoo2とモニタを接続します。通常はRIVA128zxが使用されていて,3D処理が必要とされる場面だけVooDoo2に自動的にスイッチされるというわけです。
この他にTV-OUT端子(Sとコンポジット)もついていて,TVモニタの大画面に表示させることもできます。



さて,どういう場面で活躍するかといえば,もちろん3Dグラフィックスを多用するゲームです。
Review#55で紹介した「タイガーウッズ99」というゴルフゲームは,コースがフルポリゴン+テクスチャマッピングで表現されており,VooDoo2が大活躍。



VooDoo2導入前でも,RIVA128zxの3Dアクセラレータ効果でかなり綺麗な画面だったのですが,いくつかの3Dオプション(コースや物体の解像度など)ではレベルを上げるととたんに画面処理が遅くなり,カクカク(注)した動きになってしまうのでした。
(注)処理が追いつかないため描画がスキップされ断続的な動画になる状態



VooDoo2を実装して試したところ,コースの解像度や物体(木々や建物・ギャラリーなど)の解像度を最高レベルに上げても,処理速度がほとんど落ちません。
ただ,3つのゴルフコースのうち,TPC at Sawgrassだけは,コースの回りに木が多い(処理するオブジェクトが多い)せいか,タイガーのスイングが少しカクカクしてしまいます。



なお,同容量の画像メモリを搭載したVooDoo2を2枚実装することによってパフォーマンスをさらに向上させるSLIモードというのがあ



るそうです。また近々VooDoo3チップが発表されるという話しも。(いやはや)



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