1998年12月24日

メモリ増設

GP6-400の購入時のメモリは64MBでした。なんとなく足してあげたくなって64MBのDIMMを買ってきて,128MBになりました。


【Gatewayユーザーのための正しいメモリ増設の仕方】




本体から電源などのケーブル類をすべて引っこ抜き,背面のビス5本をドライバーで外し,外側のケースをスライドさせて外します。




ケースを外されて裸になったGP6-400。




ちなみにコネクタ類はこんな感じで,間違えやすい(大きさが同じくらいの)差込口は色分けされているのです。




ついでにこれがPCIスロット。SCSIカードとVooDoo2カードのコネクタが見えています。




メモリスロットやPCIスロットが丸出しになった状態です。一番下がVooDoo2カードで,その上がメルコのSCSIカードです。その上の黒いのがPentiumIIの巨大なヒートシンク。メモリスロットはPentiumIIのすぐ右隣にあります。




ケース内のケーブルが結構邪魔で,差し込むのに少し苦労をしたが,なんとか装着完了。空きスロットがなくなったので,今度増設する時はどちらかが犠牲になります。




というわけでメモリ増設完了。元に戻して起動させてみたら,ちゃんと128MBになってました。


1998年12月20日

Internet Tour

Review#55で紹介した「タイガーウッズ99」というゴルフゲーム。VooDoo2カードでますます快調というわけで,最近はInternet Tourで楽しんでいます。



Internet Tourとは,モデムやLAN,Internetなどを通じてネットワーク上で他のプレイヤーと対戦ができるというもので,私はもっぱらインターネットで接続しています。



ゲームを起動して,Internet Tourを選択し,Internetをクリックするとインターネットに接続され,そこからアメリカにあるElectoric Artsのサイトにつながる。すると,そこには遊び相手を待つ人々がいて(いない時もあるが),キーボードで会話をしつつ(つまりチャットですな),"I wanna play" "Let's go"てな感じで意気投合した人々とコースへ出るのです。



そこから先は普通のゲームとほぼ同じだけど,ゴルフゲームしつつチャットができるのが楽しい。



"Where are you from?" "I'm from Japan" "It's cool !"



とかいって自己紹介したり,



"Great shot" "thanks"



なんて会話をしながらゴルフをするのです。



ゴルフに関する単語には,チャット特有の省略形がよく使われます。



Nice shot → ns
Thank you → ty or thx



それから日本ではパソコン通信やチャットでよく使われる(笑)と同じ意味で,lol(laugh out loud)が使われています。



いつだったか2人きりで対戦して,聞いてみたら台湾の人だったので,2人して「アジア人がアメリカくんだりまできてゴルフしてるなんて」とlolしたことがありました。



メールアドレスを交換して,対戦の後でメールをやりとりしたり,ホームページを紹介したりも楽しい。



考えてみれば,私の好きな趣味であるインターネットとゴルフを同時に楽しめるし,単語の羅列ながらも英語の会話ができるのだから,やってて楽しいのは当たり前なのです。



1998年12月16日

VooDoo2

Review#59で「予定は未定ですが,そう遠くないうちにグラフィックアクセラレーターを買うような予感がしています。Voodoo2なんかいいかもしれない。」などと書いてしまったのですが,結局一週間後にVooDoo2を買ってしまいました。



I-O DATAのGA-VDII12/PCIという,3D専用グラフィックアクセラレータボードです。



ボード上にひときわ目立つ大きなチップが3個実装されていますが,これが3Dfx社のVooDoo2チップで,レンダリング処理用のピクセルエンジン×1,テクスチャ処理用のテクセルエンジン×2の計3個となっています。
Glide,Direct3DといったAPIが受け持つ3D処理を,ハードウエア的に処理することによって,CPUの負担を軽減し,高速で緻密な3D描画ができるようにする,というものだそうです。(詳しいことは知らない)



3D専用ですので通常のウインドウ画面などの2D画面の処理は,GP6-400に最初から登載されているRIVA128zxというビデオボードが担当します。
RIVA128zxも3D描画に対応しており,かなりの性能ではあるのですが,VooDoo2の比ではありません。(実感)



早速GA-VDII12/PCI(以下VooDoo2)をPCIスロットに実装。なかなかカタくて入らず恐い思いをするが,なんとか収まってくれた。VooDoo2チップは使用中にかなりの高熱を発するということなので,両側が空いている真ん中のスロットに刺しました。



次にモニタとの接続。これまではRIVA128zxから直接モニタにつないでいたわけですが,VooDoo2に添付されているパススルーケーブルを使ってRIVA128zxとVooDoo2を接続し,VooDoo2とモニタを接続します。通常はRIVA128zxが使用されていて,3D処理が必要とされる場面だけVooDoo2に自動的にスイッチされるというわけです。
この他にTV-OUT端子(Sとコンポジット)もついていて,TVモニタの大画面に表示させることもできます。



さて,どういう場面で活躍するかといえば,もちろん3Dグラフィックスを多用するゲームです。
Review#55で紹介した「タイガーウッズ99」というゴルフゲームは,コースがフルポリゴン+テクスチャマッピングで表現されており,VooDoo2が大活躍。



VooDoo2導入前でも,RIVA128zxの3Dアクセラレータ効果でかなり綺麗な画面だったのですが,いくつかの3Dオプション(コースや物体の解像度など)ではレベルを上げるととたんに画面処理が遅くなり,カクカク(注)した動きになってしまうのでした。
(注)処理が追いつかないため描画がスキップされ断続的な動画になる状態



VooDoo2を実装して試したところ,コースの解像度や物体(木々や建物・ギャラリーなど)の解像度を最高レベルに上げても,処理速度がほとんど落ちません。
ただ,3つのゴルフコースのうち,TPC at Sawgrassだけは,コースの回りに木が多い(処理するオブジェクトが多い)せいか,タイガーのスイングが少しカクカクしてしまいます。



なお,同容量の画像メモリを搭載したVooDoo2を2枚実装することによってパフォーマンスをさらに向上させるSLIモードというのがあ



るそうです。また近々VooDoo3チップが発表されるという話しも。(いやはや)



1998年12月12日

GP6-400のソフトウエア

GP6-400で使用している主なソフトウエアを紹介します。



Windows98(Microsoft)
プリインストールされていたソフトはこれだけ
Webのブラウズやメールに関してもこれだけでOK



FrontPage98(Microsoft)
ホームページ作成・管理ソフトです
個々のページの編集に用いるFrontPageEditorも便利だが,サイト内のファイルを管理してくれるFrontPageExplorerはとても便利。ファイルをエクスプローラ感覚で動かすだけで,関連するページや画像とのリンクを自動的に修正してくれる。



PhotoDraw2000(Microsoft)
フォトレタッチとドローの2つの機能を持つソフトです
デジタルカメラやスキャナで取り込んだ画像のレタッチに使用しますが,時間がない時はPhotoEditorのほうが手軽だったりします



フォトエクスプローラ(ULead)
画像を管理するソフト
エクスプローラのような感覚でを画像をサムネイル表示させて,移動やコピーが簡単にできるし,フォルダ内の画像をスライドのように次々と表示することもできます



携速98(SOURCENEXT)
CD-ROMをHDに収納してしまうユーティリティです
CD-ROMがセットされていないと使えないソフトや,複数のCD-ROMを入れ替えて使うソフトなどに効果的です



はがきスタジオ2(Microsoft)
review#56で紹介した年賀状ソフトです



TigerWoods99(EA SPORTS)
review#55で紹介したゴルフゲームです



遥かなるオーガスタ(T&E SOFT)
ゴルフゲームです
T&Eの3Dゴルフ・シミュレーションのシリーズとしては一番新しいバージョンで,TBSの松下さんと湯原プロの実況解説いり



鈴木英人作品集(SynForest)
私の大好きな鈴木英人氏の画集をCD-ROMに収録したもので,岡崎倫典氏のギター演奏とともに鑑賞でき,壁紙にしたりスクリーンセーバーにもなる



NextFTP(シェアウエア)
更新されたページの一括転送など,とっても便利で使いやすいFTPソフトです



秀タームエヴォリューション(シェアウエア)
Telnetにも使える通信ソフトです
BBSへのアクセスに使用しています



秀丸エディタ(シェアウエア)
ログの管理からホームページの手直しまで,きびきびと動く快適なテキストエディタです



GP6-400のソフトウエアGP6-400のソフトウエア


1998年12月6日

GP6-400の周辺機器

ゲートウエイ2000のユーザーが作っているホームページを見ると,自分のパソコンを「モーモーくん」とか「ウチの牛」とか呼んでいる。もともと,ゲートウエイという会社の創立者は,代々牧場を営んでいた家系の生まれだそうで,それで会社のシンボルマークが牛柄なのだそうです。


パソコンが入っている箱が牛柄,マニュアルやCD-ROMのバインダーも牛柄。おまけに東京・大阪・名古屋にあるゲートウエイの直販店には牛柄グッズが各種おいてあって,中には「幻の一品」もあるらしい。


かくいう私も,年末の休日には山下達郎のコンサートを観に中野サンプラザへ行く予定なので,その前に秋葉原近くのゲートウエイ・カントリーをのぞいてこようかと思っています。


前置きが長くなりましたが,今回はウチのモーモーくん,じゃなくってGP6-400の周辺機器を紹介させていただきます。

モニターGateway2000VX700



標準装備のモニターはEV700だったので,VX700に変更してもらいました。
EV700はシャドウマスク管でVX700はアパーチャグリル管。概してアパーチャグリル管のほうが,構造上色が鮮やかと言われております。
ソニーのトリニトロン,三菱のダイヤモンドトロンはアパーチャグリル管ですが,VX700はダイヤモンドトロンのOEMだそうです。
私はMacintoshではずっとトリニトロン管(初期型RGB13とAppleVision)を使用してきましたので,アパーチャグリル管にしといて正解だったと思います。

スピーカーBoston Acoustics BA635




オプションで追加したスピーカーです。ちょっと大きくて丸い穴があいているやつがアンプ内蔵のサブウーファーで,左右の小さいのがサテライトスピーカー。
低音部を1個のウーファーに任せることによって,中高音部のステレオスピーカーを小さいサイズにできるという,いわゆる「サテライト」方式で,BOSEなんかでもオーディオ用に出しているものです。
音はとってもいいです。Windowsの起動音すら「えー,こんな音だったの?」というくらい,いい音します。CD聴いたりゲームのBGMなんかもグー。


プリンタEPSONPM-750C


ちょうど1年前に出た直後に買ったプリンタです。なにしろきれいです。印字もわりと速い方だと思います。何もいうことはありません。

ターミナルアダプタ NEC AtermIT65


モデムはこれ1台のみ。内蔵モデムもなしです。
インターネットの接続だけでなく,パソコン通信もこれだけ。私が参加しているBBS3つとも(CNS・NIFTY・Shalom)Telnet接続ができるようになったので,全部ISDNで接続しています。


ZIPドライブ FUJIFILM ZIP100


GP6-400のケースの上にちょこんとのっているのが,ZIPドライブ。もともとはMacintoshで使っていたものを流用しています。SCSIボードはメルコのIFC-NSP。ヨドバシの売り場で一番安かったので買いました。でもちゃんと動いています。

デジタルカメラ FUJIFILM DS-8 & FA-D1



去年の3月に購入したDS-8。解像度は35万画素ですが,Webページには十フロッピーディスクドライブに差し込むだけでスマートメディアの読み書きができるFA-D1にも楽させてもらってます。

これから...


とりあえず,必要なものはそろっています。


でも,GP6-400のタワー型ケースが「もっと拡張して!」とでもいいたげに私を見つめてくるのです。困ったものだ。
予定は未定ですが,そう遠くないうちにグラフィックアクセラレーターを買うような予感がしています。Voodoo2なんかいいかもしれない。
あと,正面の5インチベイが1個あいてますので,CD-RWかDVDか...スキャナもほしい〜。

2005年の回想

意思の弱い私は,この後,Voodoo2もCD-RWも買っちゃいました。この頃はお金があったようです。


1998年12月4日

Gateway2000 GP6-400

2台目のWindowsパソコンを購入しました。2年前に購入した富士通のノートパソコン(FMV-5150 NA/W)は,もっぱら職場で仕事に使っておりますが,今度のパソコンの目的はインターネット・ホームページ作成・その他もろもろ,自宅でのパーソナルユースです





GATEWAY2000という通販専門のメーカーですが,インターネット上で見積や注文を受けつけています。いくつかの基本モデルがあり,ディスプレイ・メモリー・ハードディスク・添付ソフトウエアなどについては,追加したり変更したりすることができます。


私が購入したのは,GP6-400という400MHzのPentium IIを積んだモデルで,メモリー64MB,ハードディスクは10.0GBを積んでいます。
基本モデルに加えた変更点は,ケースをマイクロタワーケース(ラックにおさまるように)に変更,モニタを17インチ VX700 カラーモニタ(やっぱりアパーチャグリル)に変更の2点。
追加したのは,Boston Acoustics BA635 スピーカ(スーパーウーファつき)の1点でした。





注文してから1週間後(予定より早い),自宅に牛柄の大きな箱が届きました。


箱の中には,本体・ディスプレイの他にマニュアルと数枚のCD-ROM。そしてマニュアル用とCD-ROM用の牛柄バインダーもはいっていました。
Gatewayの牛柄模様は,ブランドのイメージを強調するという点においては,Macintoshのりんごマークに匹敵するかもしれません。




セッティングは数分で完了。ケーブル類のプラグが色分けされていて,配線はとても簡単かつわかりやすい。ソフトウエアはWindows98のみなので,これにFrontPage98とはがきスタジオ2をインストール。


ちょっと使ってみたが,レスポンスは心地よいが,数字ほどの早さは体感できない。しかしインターネットのブラウズに関しては,画像の表示時間は大幅に短縮されたようです。


次に先日購入したばかりのゴルフゲーム「タイガーウッズ99」をインストールして動かしてみたら,「まるで別のソフトじゃないの?」と思えるほどの違いを見せてくれた。


Pentium 150MHzのFMV-5150で試した時は,少しカクカクしていた動きがまるきりスムースになった。また,小さなウインドウの中でだけで表示されていたボールカメラの映像が,3Dオプションの設定変更で,画面全体で表示されるようになった。
打たれたボールを後ろからおいかけるようなカメラワークで,テクスチャーマッピングされたフルポリゴンの画像がぐりぐりと動きます。

2005年の回想

このパソコンを買った翌年に,仙台にゲートウェイカントリーというお店ができました。町中を牛柄のタクシーが走り回るという派手な宣伝が記憶に残っています。残念ながら,ゲートウェイそのものが後に日本から撤退してしまったため,現在はありません。