2011年7月17日

在りし日の天賞酒造

 まるや天賞醸造断念 震災で設備損傷 中勇に商標権譲渡(河北新報)
藩制時代創業の宮城県の老舗酒造会社、まるや天賞(旧天賞酒造、川崎町)が自社醸造を断念し、日本酒の銘柄「天賞」の商標権を中勇酒造店(同県加美町)に譲渡したことが15日、分かった。東日本大震災による設備損傷などが理由とみられる。中勇は「天賞」銘柄の日本酒を造り続けるという。
まるや天賞が廃業したことを知りました。

天賞という銘柄は、中勇酒造店に、工場は新沢醸造店に譲渡するとのことです。

八幡町に酒蔵があった頃は、私の家から目と鼻の先ほどの近さだったし、酒蔵を見学して搾りたての生原酒をいただいたり、天賞苑で宴会を開いたこともありました。

新酒の便りが届くと、しぼりたて生原酒を届けていただいたりと、なにかと縁のある天賞がなくなってしまうのは、とてもさびしい限りです。

2004年頃、天賞が八幡町から移転するらしいというニュースを聞いて、今のうちに大好きな天賞の建物を記録に残しておこうと思い、沢山写真を撮りましたので、ひさしぶりに公開させていただきます。

国道48号線沿いに立つ黒塀は、八幡町の景色の一部でした。

この黒塀は、平成4年に仙台市都市景観賞を受賞しています。

天賞酒造の入口。

軒先にぶらさがる杉玉は、新酒ができたしるし。

歴史を感じさせる看板。

天賞酒造の全景。

白い雪に覆われた天賞酒造。

2005年2月 取り壊しが始まる。

道路側の壁を残してほとんど無くなりました。

跡形も無い状態に。

跡地に複合商業施設の建設が開始。

開店当日の様子。

ミルク缶のような容器が涼しげなしぼりたて生原酒。

天賞酒造の建物の一部が復元されている中島丁公園。

複合商業施設の入口付近にも、建物の一部が移築されています。

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