1996年8月11日

遠いI・S・D・N

わたしが利用しているプロバイダ「GNOC」が,いよいよISDNに対応することになりました。そのキャンペーンとして,NECのDSU内蔵型TA「AtermIT45DSU」を,10台限定で安く提供するということなので,昔から「限定」の文字にはメチャクチャ弱い私は,もちろん買ってしまったのであります。



買っただけではダメなので,あとはNTTに連絡しなくちゃいけない。というわけで,TAについてきたハガキに必要なことを書き,よく見るとFAXでもよいと書いてあるので,すぐにFAXで申し込みました。7月25日のことです。



翌日,すぐに確認の電話がNTTからありました。(おお!なかなかのレスポンス)マンションの電話回線がどうなってるか,30日ころに調べるので,8月第1週ころには使えるようになるでしょう,という嬉しいお知らせ。これは思ったより早い。



しかし,その後まるで音沙汰がない。8月9日になって,NTTに問い合わせたところ,「現在,申込みが殺到しているので,そちらの局番には,いま空きがない。9月中にはなんとか使えるように工事をしたい。」ということでした。



あれだけ盛大にCMを流しておいて,この対応はあんまりじゃああ~りませんか。ISDNについてのNTTの窓口の対応があまり良くない,という話は聞いておりましたが,今は窓口の対応はOKだけど,肝心の設備が追い付いていない,という状況のようですね。



ところで,ISDNを導入するメリットは,もちろん快適な通信速度でインターネットを楽しむことにあるわけですが,我が家の場合はそれに加えて,「FAXに専用の電話番号を割り当てられる」という大きなメリットがあります。AtermIT45DSUには,パソコンにつなぐデジタルポートの他に,アナログポートが2つあるので,これに留守番電話とFAXをつなぐことになります。



 モジュラージャック---[AtermIT45DSU]---アナログ1---[MODEM]---[留守番電話]

             |  |

             |   -------アナログ2---[FAX]-----[電話2]

            デジタル

             |

            [Macintosh]




��TTにダイヤルイン契約をすると,アナログポートに専用の電話番号を割り当てられるのです。TAの機能であるグローバル着信機能と,このダイヤルインを組み合わせれば,いままでの電話番号にかかってきた時は留守番電話につながり,新しい番号(ダイヤルイン)にかかってきた時は,FAXにつながるようになるのです。



同居人たけうちは,仕事のうえで,頻繁にFAXを利用するので,電話中,パソコン通信中,あるいはインターネット中でも,FAXの送受信ができるのは,とても大きなメリットなのです。(デジタル1+アナログ2のうち,同時に2つまで使用できる)



ちなみに電話2というのは,うちのFAXには受話器がついていないので,そのためのもの。アナログ1を使用中に電話がかかってくると,TAの機能で,アナログ2につないだ電話が鳴る仕組みになっているそうです。これならキャッチフォンもいらなくなりますね。



2005年の回想

これから実際にISDNがつながるまでは3ヶ月近くかかるのでした。

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