風の中のマリアは、百田尚樹さんの小説です。
女王蜂を頂点とするオオスズメバチの帝国とその仕組み、ワーカーたちの役割などが事細かに描かれています。
主人公はオオスズメバチのワーカー(働き蜂)のマリア(♀)。
仲間たちからは「疾風のマリア」と呼ばれ、尊敬を受けています。
自分は尊敬する女王蜂と帝国のために命を捧げるのだ、と決意していましたが、他の虫やオスのオオスズメバチとの出会いを通じて、自分の存在意義に疑問を持つようになります。
私は昔から虫が大嫌いなのですが、なんとか最後まで読み終えました。
今度は、「永遠の0」を読んでみたいと思いました。