おなじみ007シリーズの第21作,「カジノ・ロワイヤル」が,いよいよDVDで登場しました。映画館に行きそびれてしまった私は,DVDをレンタルしてじっくりと見させていただきました。
すごくいい!ひさしぶりにワクワクさせられる007でした。
数ある007シリーズの中で,私が特に好きなのは「女王陛下の007」と「リビング・デイライツ」の2本です。前者はこの一作品だけで007役を降りてしまった,ジョージ・レイゼンビーの主演作,後者は,二作品だけで007役を降りてしまった,ティモシー・ダルトンの主演作です。
007シリーズは,回を重ねるごとに荒唐無稽の度合いを増す傾向があり,主演俳優が変わるタイミングには,必ず原点回帰,フレミングの原作に極力忠実な作品を作っています。
私は高校生時代にフレミングの原作を全部読破しているので,やはり原作に忠実な映画づくりに好感がもてるのです。
今回のカジノ・ロワイヤルは,原点回帰も原点回帰,ジェームズ・ボンドがいかにして殺しのライセンスを持つダブルオーに昇格したのかを描いています。ブルース・ウェインが,いかにしてバットマンになったのかを描いた,「バットマン・ビギンズ」になんとなく似た,シリアスな表現方法です。
しかも,「女王陛下の007」以来となる,悲劇的なラスト。もちろん,この内容は原作のとおりです。
レンタルで見て気に入っちゃったので,DVD買っちゃおうかな,とも思っています。次回作は,今作の続編のような作品になるそうで,今から楽しみです。
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