2004年7月26日

MakeCubicでQTVRが作れるのだ

(注)QuickTimeVRは、現在はサポートされていないので、見ることができません

AppleのQTVR Toolサイトに,QTVR make Cubicというソフトがあります。しばらく前にダウンロードしたものの,CubicVRの素材を作るのは大変なので,そのまんまにしておりましたが,このソフトでQTVRパノラマも作れるのです。


Make Panorama 2は,いまだにMacOS9でしか使えませんが,このMake CubicはMacOSXで使えます。
英語版のソフトなので,いまいちわからないところもありますが,まあ大丈夫。
まず,PhotoStitchで撮影した画像を合成して,横に長い一枚の画像に仕上げます。保存する時にQTVRではなく,JPEGにしておけばOK。



MakeCubicを起動して,まずはPreferencesを設定しておきます。大事なのはPanorama CompressionとWindowのサイズです。これは後でConvertする際にも設定できますが,好みの設定にしておくと,合成した画像をMakeCubicのアイコンにドラッグするだけで,自動的にQTVRを作ってくれるようになるので,超便利。



FileメニューからConvertを選び,File...というボタンをクリックして合成済みの画像を選択します。
ここでCubicVRではなくQTVRパノラマにするために大事なのは,Tiltの値を,90ではなく30にしておくこと。いろいろ試しましたが,30がちょうどいいみたいです。
これでOKをクリックすると,QTVRムービーができあがります。

MakeCubicが使えることが分かったので,PhotoStitchで合成した画像を,PhotoshopでレタッチしてからQTVRに仕上げることができるようになりました。

QTVRの画質は,ムービーの圧縮設定よりも,元の画像の品質によるところが大きいのです。
試しに,PhotoStitchで合成しただけの画像と,Photoshopでレタッチした画像を,それぞれMakeCubicでQTVRに仕上げてみましたので,比べてみてください。

レタッチしないで合成したもの

レタッチしてから合成したもの

PhotoshopでレタッチしてからQTVRに仕上げられることで,例えばPhotoStitchの合成でうまく行かなかったところを,コピーツールで修正することもできるようになります。

MakeCubicを使うもうひとつのメリットは,スクリーンの縦のサイズを300以下に設定できることです。
PhotoStitchで作成したQTVRをQuickTime Proで開いて,スクリーンサイズを変更できることは前に書きましたが,縦のサイズを300以下にすると,画面の下にブランクが生じてしまうのでした。
MakeCubicでは,480*280というスーパーワイドなスクリーンに設定することもできます。

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