1999年12月31日

ヘッドフォンの話

寒い冬の休日は,家でのんびりとCDを聴くのにぴったり。そんな時お世話になるのがヘッドフォン。


マンションという住宅事情もあって,家でCDを聴いたり,楽器の音を聴く時はだいたいヘッドフォンを使っています。モニタースピーカーより音が良いという事情もありますが。
下の写真は私が所有する2つのヘッドフォン。MDR-CD900STとMDR-Z900,どっちもソニー製。(懲りないやつ)



どちらも900という型番がついているので,元々は同じ機種(MDR-CD900?)から派生してできた兄弟なのかもしれません。

この2つのヘッドフォンの大きな違いはどこかというと,プロ用と民生用という用途の違いということになりますか。


MDR-CD900ST

8MDR-Z900

どこで売っているのか (私が買った店) 大きな楽器店 (LAOX楽器館) オーディオ売り場 (ヨドバシカメラ)
見た目の違い そっけない作り 箱はただの白ボール ていねいな作り カラフルな箱入り
音の違い 小さな音も大きな音も 高い音も低い音も 良い音も悪い音も シビアに再生する 長時間聴くと少し疲れる 良い音だけど CD900STよりは音がマイルド
定価 18,000円 25,000円
詳しい情報 So-netインターネットショッピング SonyDriveの商品情報

本当は目的に応じて2台をとっかえひっかえすればベストなのですが,MDR-Z900は同居人が家でホルンの練習(YAMAHAのサイレントブラス使用)をする時に使っているので,もっぱらMDR-CD900STを使っています。


Review#77で紹介した「サウンド&レコーディング」1月号の表紙に写っている,山下達郎が頭につけているヘッドフォンもMDR-CD900STです。サンデーソングブックという彼のラジオ番組でもおすすめのヘッドフォンとして紹介していました。


山下達郎はレコーディングの時はもちろん,家でDATウォークマン聴くときも,これを愛用しているそうです。(首にコードがからまった状態で目覚めたこともあるとか)
なんだかんだ言っても,MDR-CD900STは国内のレコーディングスタジオで業界標準のヘッドフォンなので,ずいぶん昔からほしかったヘッドフォンなのです。


今年の夏にLAOX仙台店の楽器館ではじめて現物を見つけ,即座に奪うようにして買ってしまいました。


その後くだんの楽器館にMDR-CD900STの展示品が見かけないので,取り扱うのやめちゃったのかも。(営業妨害じゃないよ)


音が良いとよく言われるMDR-CD900STですが,私にとっては「音が良い」というよりも「音の良し悪しがシビアに聴き取れる」という感じ。CDとMD,DATとMDの音の違いは,うちの安いスピーカーとかカーオーディオではほとんどわかりませんが,このヘッドフォンで聴くと「全然違う」のがシビアに,怖いくらいわかってしまいます。


1999年12月27日

ON THE STREET CORNER 3

山下達郎のライフワークとも言うべき"ON THE STREET CORNER"シリーズの第3作がリリースされました。




"ON THE STREET CORNER"は,もともと50年代の黒人ドゥワップを,達郎一人の多重録音でカバーしようという企画だ。ON THE STREET CORNER 2からは,ドゥワップに限らずスタンダードナンバーもカバーしています。

3作目となる今回はアラン・オデイ作詞,山下達郎作曲のオリジナル曲"Love Can Go The Distance"も収録され,アルバムに先立ってシングルもリリースされました。

オンストの番外編として,11月末にはケンタッキーフライドチキンで達郎のCDセットなるものがメニューに乗ったりしている。このCDは達郎のファンクラブ会報"Tatsuro Mania"の99年冬号にもジャケットを替えて収録されました。

さて,楽曲もさるところながら,気になるのはどうやってレコーディングが行われたかというエンジニアリングへの興味だよなぁ,と思っていたらサウンド&レコーディング1月号でさっそく取り上げてくれました。達郎へのインタビューのほか,マニピュレイターの橋本氏やエンジニアの吉田保氏のインタビューもあり,至れり尽せりといった感じ。




他にも多くのメディアに登場していますが,興味深かったのはロックンロールニューズメイカー1月号別冊のZakkiに掲載された達郎のコラム。「この1年で心に残った17の出来事」には,Gatewayのパソコンを使っていること,トルネコの大冒険が好きなこと,福井県の「火いら寿」という酒を飲んでいること,などなどファンが泣いて喜ぶような話がいっぱい。




Review#65に書いた昨年12月28日の中野サンプラザでのライブは「一番気持ち良かったライブ」だったそうで,うれしくなっちゃいます。惜しいことに録音してなかったそうですが。

バイオノートXR

というわけで,Windowsでは2代目となるお仕事パソコンに選んだのは,バイオノート PCG-XR7Gです。正直いってこれ以外のチョイスはほとんど考えられませんでした。



CPUはモバイルPentiumIII 450MHz,メモリーは64MB,ハードディスクは10GB,画面は13.3型XGA。本体右側面にはCD-RWが内蔵されています。これでバックアップも一発でOK。


フロッピーディスクドライブは外付けもしくは,CD-RWと交換で使うようになりますが,最近は必要性も減ってきているし,いざとなれば職場や自宅のLANにつながっているデスクトップパソコンのFDDを使わせてもらえばOKなのです。


ディスプレイを開くと,本体後部にあるフラップも自動的に開いて,上の写真のような状態になります。CPUの冷却効果を高めるためとのことですが,こういうさもない仕掛けが,メカ好きなサンダーバード世代にはたまらんのですね。




ポイント還元で購入したパワーアップステーションを接続すると,TV出力とか光オーディオ出力などが使えるようになります。
特にTV出力はMicrosoft PowerPointを使ったプレゼンテーションにはとっても便利。TV出力はコンポジット端子とS端子の2系統あって,コンポジットはにじみが目立ちますが,S端子はさすがにくっきりはっきりしています。

ハードディスク壊れる

97年3月以来,仕事用に使ってきたノートパソコン(FMV-5150 NA3/W)のハードディスクが,12月の初めに突然壊れてしまいました。



使っている最中に突然ハードディスクから「カチャンカチャン」という異音がしたかと思ったら画面がすっかり凍りつき,強制的に再起動したところ,今度はハードディスクをぜんぜん認識してくれない。



起動フロッピーで起動してFDISKを実行してみると,「ハードディスクがありません」という情けないメッセージが出る始末。



仕方なくメーカーに修理に出したところ,1週間ほどして帰ってきた答えは「ハードディスクが壊れたようです」



どこが壊れたのか,どうして壊れたかもわからず,当然のことながらデータは全滅。



悪いことは重なるもので,定期的にとっていたバックアップを2ヶ月ほどサボっていたため,10月から12月初めにかけて更新されたデータはオシャカになってしまった。



16年近くパソコンを使ってきて,これほど大きな損害は初めてでした。ハードディスクが壊れたということよりも,データが戻ってこないということが,あまりにショックが大きかったのです。みなさん,バックアップはこまめにとりましょう。



ということで,ふつうならハードディスク交換ということになるわけですが,あんまりくやしかったので,パソコンを買い換えることにしてしまいました。(なんだそれ?)



ワン・マン・アカペラに挑戦

ハードディスク・レコーディングの環境が整って,最初に本格的なマルチトラック録音に挑戦したのは,山下達郎が"ON THE STREET CORNER 2"というアルバムでカバーしている"So Much In Love"の1人アカペラでした。



昔うちの奥さんが耳コピーした譜面を元に,ガイドトラックをMIDIトラックに打ち込んで,それをモニターしながら1つずつ録音していきました。
下の画像はMicro Logic AWのアレンジウインドウですが,一番下の青緑色のトラックがガイドトラックです。

その上はすべてオーディオトラックで,一番上の青いトラックがベースパート。以下サード(黄色),セカンド(黄緑色)のコーラスが3回ずつ,トップコーラス(赤)が2回,そして最後にメインボーカル(水色)が録音されています。




オーディオトラックを開くと,下図のようなサンプルエディタが起動し,ノーマライズで音圧を上げたり,いらないところを削ったりすることができます。



12個まで使えるオーディオトラック全部使ってどうにかこうにかミックスまでできました。音程の悪いのはどうしようもないが,まあまあ聴ける。
オーディオトラックが多いと,何度も何度も歌い直してOKテイクだけ残すという手が使えるからいいですね。


J's Garage Studioのリニューアル

Review#44で紹介したJ's Garage Studioがリニューアルしました。もっとも大きな変化は,PCを用いたハードディスクレコーディングの導入です。


ハードディスクレコーディングとは,録音用メディアにハードディスクを用いる録音方法で,Roland VS-880などのような単体のハードディスクレコーダーもありますが,私が選んだのはPCを使ったハードディスクレコーディングです。


これまで音楽用に使っていたMacintosh IIciが館林に嫁入りしていった(Review#71「Macintosh IIci 復活」)ため,かわりにインターネットなどに使っていたGateway GP6-400を,新たに音楽用パソコンとして使うことにしました。


PCに録音するためには,音を取り込むオーディオカードと,取り込んだ音を編集するソフトウエアが必要です。
私がやりたいことができて,コストパフォーマンスの高いものはと,いろいろ調べた挙句,emagic社のAudiowerk2に決めました。(日本代理店はMIDIA)




Audiowerk2に決めた理由は次の3つ。

アナログ2in2out,デジタル2in2putのシンプルな設計
上位機種Audiowerk8譲りの高音質
Micro Logic AWというソフトが付いてくる
Audiowerk2と添付ソフトのMicro Logic AWだけで,12トラックのハードディスクレコーディング環境が整ってしまうコストパフォーマンスの高さが決め手となりました。




その他のスタジオの機材構成は前と変わっていませんが,MTRとして使っていたTASCAM DIGITAL PORTASTUDIO 564は,MTRとしては使われなくなりました。
でも,もともとミキサー部分が比較的充実しているので,ミキサーとしてだけ使っています。




レコーディングからトラックダウンまでの手順は次のとおりです。


  1. MIDIトラックの打ち込み Micro Logic AWのMIDIトラックに,ドラム・ベース・キーボードなどのパートを打ち込む。
  2. オーディオトラックの録音 MIDIのバッキングを聴きながらMicro Logic AWのオーディオトラックにボーカルやギターを録音していく。
  3. 波形の編集 オーディオトラック上の波形データを開き,余分な個所をカットしたり音圧を上げるなどの処理をほどこす
  4. ミックス Micro Logic AW上でオーディオトラックのバランスをとったり,リバーブ,ディレイ,イコライジングなどのエフェクト処理をほどこしていく。
  5. トラックダウン ミキサーにAudiowerk2のミックスとMIDI音源の出音を立ち上げてバランスをとり,ステレオミックスをDATに録音する。

564に接続したマイクやギターなどの音は,Effect Sendを経由してAudiowerk2に送られ,ハードディスクに録音されます。同時に録音できるのは2トラックだけですが,ボーカルとギターくらいしか録音しないので必要十分といえます。


オーディオトラックは最大16トラックまで作ることができて,同時再生は12トラックまで。
またオーディオトラックはモノラルだけでなくステレオ録音もできます。


Micro Logic AWの上位バージョンにあたるLogic Audioを使えば,使えるトラック数やエフェクトの種類などもぐんと増えるので,いずれはLogic Audioにアップデートしたいと思っています。


1999年3月16日

セルフ焼き鳥

Review#71で,「インターネットしたい」という要望に答えるべく,群馬県館林市におもむいたわたくしは,マックのレンタルとセッティングのお礼ということで,おいしい焼鳥屋さんに連れていってもらいました。

なんとこの焼鳥屋は,セルフサービス。炭火の入った小さめの七輪で,目の前で焼き鳥を焼きながら食べるのです。

前々からうわさを聞かされていた私は,もちろんデジカメ持参。




まー,こんな感じ。

まるきり生というわけではなく,店のおじさんがおおざっぱに火を通してくれたものがやってきます。

目の前で焼いてもらうのもおいしいですが,どんなに上手に焼いた焼き鳥でも皿の上でどんどん冷めていく。しかしこのセルフ焼き鳥は,一口食べては網に戻し,また一口,という具合なので,いつでもアツアツでカリっと焼けた香ばしい焼き鳥が食べられるのです。

あまりのうまさに,焼き鳥20本近く食べてきちゃいました。(少し反省)

仕上げにこんがり焼いた磯辺巻きを食べた後,店のおじさんに「美味しいって聞いて仙台から来たんです」といったら,「宮城県の人は嘘つきだからなあ」といいながらも,顔はニコニコでした。



※この焼き鳥屋さんは、すでに閉店されているようです。

Macintosh IIci 復活

私にとっては2代目のマックだったMacintosh IIci。9年前に購入した当時は,本体だけで100万円以上するという,まさに「パソコン界のポルシェ」的存在。さすがに現役で使うのはきびしくなってきて,一時はMIDIシーケンサーがわりに使っていたこともありましたが,去年あたりからほとんど埃をかぶっている状態でした。そんなIIciが,ひさしぶりに活躍の場を得ることができた。


同居人たけうちの妹が一昨年結婚して,現在は群馬県館林市に住んでいる。その彼女の「インターネットしたい!」という要望をかなえるため,埃をかぶっていたIIciをレンタルすることになったのです。


実は彼女は大の「大岡越前」ファン。「大岡越前に関する本を調べてほしい」という依頼をうけて,私がインターネットで検索してみたら,越前蟹というホームページにたどりついた。そこに蓄積された情報の量たるやものすごい。(大岡ファン必見)各回のあらすじや出演者はもちろん,スタッフの名前までデータベース化されているのです。もちろん,目的の大岡関連書籍リストも網羅されていました。


さっそくめぼしいページをプリントして,ファックス。(たけうちと彼女はほぼ毎晩ファックスのやりとりをしている)


そして帰ってきた返事は「インターネットしたいよ〜」


3月13日,たけうちが佐野元春のコンサートに行くというので,私も館林まで同行し,マック一式をセットしてきました。



画面左側が13インチRGBモニター。右側は下から順にIIci本体(RAM20MB HD100MB),CD-ROM(2倍速),増設ハードディスク(700MB),モデム(SONY SMD560BM)。
購入時の金額を合計すると軽く150万は超えてしまいそうですが,これを遙かに超える性能のiMacが,158,000円で買えてしまう。いい時代ですね。


ソフトウエアは,MacOS7.6とNetscapeNavigator3.0。これにPostPet2.0のデモ版をインストールしました。


最近の機種と比べると,本体の処理速度はお話にならないレベルですが,インターネットのブラウズとメールくらいならなんとか動いてくれます。とはいえ,画像が多いページの表示にはけっこう時間がかかってしまいます。


操作に慣れたらホームページづくりにも挑戦したいそうです。


ところで,マックレンタルとセッティングのお礼として,とってもおいしい焼鳥をごちそうになりました。


そのおいしい焼鳥屋の話は次のReview#72で。(つづく)


1999年2月23日

ホームLAN

Review#67「ネットボランチ」の導入に始まり,Review#69「idocoro」によって,いよいよ本格的な家庭内LANの導入ということになってきました。といっても,ケーブルをリビングからたけうちの部屋まで延長するだけの話ですが。

さっそく延長用のイーサネット・ケーブル(エレコム製)を購入。リビングから部屋の入り口までは通常のケーブル(15m)で,そこで中継用アダプタを介してフラットタイプのケーブル(10m)につなぎます。部屋の入り口のドアの下を通すためにはフラットタイプじゃないとだめなのです。(ちょっと高くつくけど)



これがネットボランチ(ピンボケ)
文字通りネットワークの中枢です



背面の左側に4つのイーサネット・ハブ
上から2番目の白いケーブルが延びていきます



リビングのカウンターの下を這わせます
黒い線はサラウンドスピーカーの線



リビングから廊下に抜けるところ
カイさんの通り道なのでいつも少し開いてます



ここで中継器を使ってフラットケーブルに切り替え
このあと再び床まで降りていきます



廊下からいよいよたけうちの部屋へ
ドアがしまるよう,ここだけステープルで止めました



たけうちの部屋にはいるとまたドアの上へ



やっとマックにたどり着きました(ピンボケ)
標準装備のイーサネット・ポートへ



たけうち愛用のマックと親指シフトキーボード
いつもこう綺麗になっているといいですね



マック本体はラックの下に隠れています

というわけで無事開通。インターネットもメールもいまのところ快調。
パソコン通信もtelnet対応の通信ソフト「Jterm3.0」(まつもと)で快適のようです。

1999年2月21日

idocoro

同居人たけうちのホームページがこのたび独立しました。



●J's Garageにあったページを独立したホームページにした



元々私と同じプロバイダ「GNOC」のメールアカウントを持っていたので,GNOCではメールアカウントだけでも無料で5MBまでのパーソナルホームページを持つことができるのです。
というわけで,今回独立したホームページのタイトルはidocoroといいます。
今のところは,彼女が書いたテキストを私がHTMLに編集してアップするという状態ですが,いずれは自分でもページ編集ができるようにと,Adobe PageMill3.0(マック版)も購入しました。



●リビングにおいていたマックを自分の部屋に移動した



Review#67「ネットボランチ」に書いたように,先ごろYAMAHAのネットボランチというダイヤルアップルータを導入したため,1本のISDN回線で同時に2台以上のパソコンでインターネットができるようになりました。
ネットボランチとたけうちのマックをつないでいるイーサネット・ケーブルを延長してやれば,リビングから離れた部屋からでもインターネットができる,ということで,たけうちのマックを彼女の部屋に移動することになったのです。
そんなわけで,いよいよ家庭内LANっぽくなってきましたが,ケーブル配線に関する詳しい話は次のReview#70で紹介します。



Becky! Internet Mail

まりも研究所・電子メールソフト研究(現在リンク切れ)によると,Windows95/98の標準メールソフトであるOutlookExpressは,参照ヘッダを出力しないので,スレッド表示ができないらしい。そのため,メーリングリストでは嫌われるとか。



スレッド表示というのは,メールソフト内での一覧表示や,メーリングリストのホームページなどで,発言とそれに対するコメントの流れが分かりやすい形で表示することです。私はこれまで,メールのタイトルで判断してやっているのかなと思っていたのですが,そうではなくて,ヘッダに書きこまれた情報を使うのですね。
これをきっかけにして,OutlookExpressを使うのをやめ,Becky! Internet Mailに切り替えることにしました。



RIMARTS -Software Laboratory-
Becky!の作者のページです。Becky!の最新版はここでゲットできます。



というわけで,Becky!の作者のページから最新版をダウンし,さっそく使い始めました。シェアウエア送金(¥4.000)もNIFTY経由で完了。
使ってみた感想としては,かゆい所によく手が届くという感じのメーラーです。
画面はOutlookExpressと同じような構成になっていて,分かりやすい。
メーリングリスト・メールマガジン利用者には,強力なメールの自動振り分け機能がうれしい。



フォームから発行されたメールを,自動的にデコードしてくれるのもありがたい。(これまではデコード用のソフトを使っていた)
私の場合,受信したメールはもちろん,送信済みメールも自宅と職場の両方のパソコンで見られるようにしたいので,送信するメールのBCCには自分のアドレスをいつもいれているが,Becky!だと初期設定でBCCにアドレスを入れておくことができるので楽チン。



1999年2月12日

ネットボランチ

昨年暮れにGateway2000 のGP6-400 というパソコンを購入し,ついに職場だけでなく自宅でもWindows な生活を送っています。牛柄模様のメモパッドとか,カウスポット(牛柄)グッズも買ってしまって,たけうちには「身も心もWindows に売ったのか」と言われています。


それまで自宅で使っていたPowerMacintosh7200/90 は,今はたけうちのインターネット・マシンとなっています。
私はTAで,たけうちはモデムで接続していて,同時に接続している時など,電話代がもったいない感じ。それにたけうちはISDNの恩恵を受けられないし。


というわけで,最近TAとあまり変わらないくらい安くなったダイヤルアップルータに目をつけたわけです。


PowerMacintoshにはイーサネット・ポートが標準装備されているし,私のGP6-400 にもLAN カードをさせば,家庭内LAN が作れるし,ISDN回線を同時に使えるし,接続も早いらしいし。


結局,YAMAHAのネットボランチというダイヤルアップルータに決めました。店頭で最初に見かけた時は,広告などで想像するよりはるかに小さいというか可愛いサイズなので驚きました。


DOS/Vデスクトップ用のLAN カード PLANEX ENW-8300-T(1,680円),DOS/V ノート用のLAN カード メルコ LPC2-T((4,180円),それにLANケーブル1本も購入しました。(あと1本はネットボランチに添付)


接続・設定ともあっけないほど簡単。そしてブラウザを起動するとサクっとホームページにつながる。ちょっと気味が悪いくらいです。秀Termを使ってTelnet経由でのパソコン通信も快適。


たけうち使用のPowerMacintosh7200/90(メモリを増設して64メガバイトになりました)も,快適になりました。2人同時にアクセスしても全然パフォーマンスが落ちません。


GP6-400 とFMV-5150NA3/W とでファイル共有やプリンタ共有も試しましたが,うまくいきました。これでバックアップがぐんと楽になります。マックとのファイル共有はいまのところ必要性がないので,やってません。



ところで,これを機会にマックはたけうちの部屋に置くことにしました。


マンションなので壁に穴は開けられませんから,扉と床の透き間を通すしかありません。日経パソコン98/10/5 号の特集「インターネット・家庭内LAN のケーブル配線テクニック」を見たら,「アンダーカーペット用」という極薄のLAN ケーブルがあるそうです。しかし値段が高い,どうしたものやら。


最新版のファームウエアもYAMAHAのISDNホームページからダウンロードしました。メール着信機能は便利そうですが,説明によると接続しているプロバイダ以外のメールアドレスだと,パスワードが暗号化されずに送信されるそうなので,使用していません。


1999年1月18日

スカイ・パーフェクTV

今のマンションに引っ越してからずっとケーブルTVを見てきたのですが,このほどスカイ・パーフェクTVに加入しました。ケーブルTVは1月いっぱいで解約します。



ケーブルからスカパー(スカイ・パーフェクTVの略称)に切り替えた理由はいろいろありますが,まずケーブルTVの画質の劣化が気になってきたこと。ケーブルと契約した当時から,ケーブルで見るBSよりもマンションの共聴アンテナとBSチューナで見たほうが画質が良いことには気づいていました。
それに加えて最近は地上波のチャンネルの画質がどんどん悪くなってきていました。



もうひとつの理由は,見たいチャンネルがスカパーにある,ということです。



とりわけ,スーパー・クラシックTV(#735)というチャンネルでは,滅多にテレビでは見ることのできない吹奏楽の番組(吹奏楽アワー)があるということで,ほぼこれが決定打になりました。



チューナーセットはSONYのSAS-D900SETを購入しました.。



買ってきてすぐアンテナを設置。(最適な位置決めに小1時間かかった)その後電話で仮登録をすませ,現在は2週間の無料視聴期間となっています。この間に契約したいチャンネルやパッケージを選択するわけです。



いまのところ,次のような組み合わせを検討しています。



パーフェクト12 ¥1,900(旧パーフェクTV系の40チャンネルから12チャンネルをチョイス)
ジュピターセット ¥990(CSN1・ゴルフネットワーク等4チャンネルのパック)
スーパー・クラシックTV ¥1,800
アニマックス ¥400



これに基本料金¥290を加えて月額5,380円になりますが,これまでのケーブルの月額にスーパー・クラシックTVの月額を上乗せされたようなものです。



今までケーブルでは見ることができなくてスカパーで見られるようになったチャンネルはいくつかありますが,私個人としては#281食チャンネルと#282FOOD TVが楽しみです。



1999年1月1日

PERFORMANCE 1998-1999 山下達郎

1994年5月の「Sings SugarBabe」コンサートから4年ぶり,中野サンプラザで山下達郎のライブを見ることができました。




12月28日,お昼過ぎに東京着。秋葉原近辺をぶらぶらと見て回った後,新宿で遅い昼食をとってから中野に向かうと,あたりはすでに暗くなっていました。


ホール入り口にはたくさんの花輪が飾られている。今年最後のライブということもあり,招待客もたくさんきているようだ。(終了後,ロビーで坂上みきさんを見かけました。大滝さんをみかけたという情報もあり。)


さて,今年最後というだけあって,6時半に始まり,終了が10時を回るという長時間ライブ。


「今日は山下達郎のファンの中でも,濃い〜人たちが集まっている」などというMCも飛び出すくらい,会場の雰囲気は最高。達郎自身も「今日はとってもやりやすいです。」と言ってました。


別の日に見に行った友人の話によると,25日の中野サンプラザでは「こぬか雨」の後,客席の反応が(どういう尺度かわかりませんが)思わしくないのに逆上した一人の観客が「なんで拍手しないんだ」と大声を出す場面があって,達郎がとりなしてことなきを得たものの,客席はさらに引いてしまったらしい。


バックのミュージシャンは,仙台で見た前2回に比較すると,ぐっとリラックスした雰囲気が伝わってきました。


「RIDE ON TIME」が終わってメンバーが引き上げたあと,いつものようにマイクスタンドをステージの一番前に移動。最後の曲は「YOUR EYES」のアカペラだ。と思いきや,急に思い出したようにテレキャスターをつかみ,「ここじゃモニターできないな」とかいいながら再びマイクスタンドを下げ,まさかまさかの「LAST STEP」の弾き語りをやってくれました。


これには客席も大興奮。もちろん私も大興奮。なんか最後の最後にボーナスもらっちゃったような得した気分でした。JOYでおなじみの「あ〜」も健在でした。まったく恐れ入る。


牛柄グッズ

12月28日,中野サンプラザで山下達郎コンサートが行われ,ついでにという感じで,秋葉原ゲートウエイ・カントリーに行ってきました。


地下鉄銀座線・末広町駅を出ると,目の前にゲートウエイのでっかい看板が見えました。


店内は最近リニューアルしたばかりだそうですが,平日とはいえ結構な人出。店内で早速見積もりを頼んでいる人も見かけました。


私のお目当ては,二階のスポットグッズ・コーナー。残念ながら品数は少なく,期待していたリストパッドはなく,メモパッドとゴルフボールだけ買ってきました。