山下達郎のライフワークとも言うべき"ON THE STREET CORNER"シリーズの第3作がリリースされました。
"ON THE STREET CORNER"は,もともと50年代の黒人ドゥワップを,達郎一人の多重録音でカバーしようという企画だ。ON THE STREET CORNER 2からは,ドゥワップに限らずスタンダードナンバーもカバーしています。
3作目となる今回はアラン・オデイ作詞,山下達郎作曲のオリジナル曲"Love Can Go The Distance"も収録され,アルバムに先立ってシングルもリリースされました。
オンストの番外編として,11月末にはケンタッキーフライドチキンで達郎のCDセットなるものがメニューに乗ったりしている。このCDは達郎のファンクラブ会報"Tatsuro Mania"の99年冬号にもジャケットを替えて収録されました。
さて,楽曲もさるところながら,気になるのはどうやってレコーディングが行われたかというエンジニアリングへの興味だよなぁ,と思っていたらサウンド&レコーディング1月号でさっそく取り上げてくれました。達郎へのインタビューのほか,マニピュレイターの橋本氏やエンジニアの吉田保氏のインタビューもあり,至れり尽せりといった感じ。
他にも多くのメディアに登場していますが,興味深かったのはロックンロールニューズメイカー1月号別冊のZakkiに掲載された達郎のコラム。「この1年で心に残った17の出来事」には,Gatewayのパソコンを使っていること,トルネコの大冒険が好きなこと,福井県の「火いら寿」という酒を飲んでいること,などなどファンが泣いて喜ぶような話がいっぱい。
Review#65に書いた昨年12月28日の中野サンプラザでのライブは「一番気持ち良かったライブ」だったそうで,うれしくなっちゃいます。惜しいことに録音してなかったそうですが。
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