2025年3月16日

希望という名の光

この時期になると、「希望という名の光」いい曲だなと思います。元々は岡村隆史主演の映画「てぃだかんかん〜海とサンゴと小さな奇跡〜」の主題歌として作られた曲ですが、東日本大震災の後は、山下逹郎曰く、「聴き手の皆さんがこの歌に新しい意味付けを加えてくださった」ということです。

というわけで、M2 Macbook Air 15"とLogic Pro11で「希望という名の光」のプログラミングに挑戦しています。以前にも作った記憶があるのですが、データが見つからなかったので、DTM復帰への小手調べとして、作り直しているところです。
(追記)よくよく探したら見つかりました。"Ray of hope"というタイトルにしていたから、見つけられなかったというお粗末でした。

【イントロ〜A】


エレクトリック・ピアノに使用しているプラグインは、ArturiaのDX7 Vです。山下達郎の実際のレコーディングでは、DX7と同等のFM音源ユニットTF1を8台ラックに並べた、TX816という音源を使っているらしいです。TX816は、個々の音源に異なったチューニングやパンニングを施すことで、コーラス・エフェクトのような音作りが出来たそうです。

そこで、DX7 Vを高音部1トラック、低音部1トラックで普通に鳴らした場合と、高音部4トラック、低音部4トラックを重ねるた場合で、どのような効果があるのか実験しました。

DX7 Vを8トラック重ねた実験では、個々の音源のチューニングを少しずつずらしていますが、これによってコーラスのようなエフェクトがかかった効果が得られることが分かりました。



【A'】

A'に、山下達郎が自分で弾いているエレクトリック・ギターのバイオリン奏法らしい音が入っていました。バイオリン奏法についてはあまり詳しくは知らないのですが、ギターのボリュームを上げ下げすることで、アタック音を消して、持続音だけを聞かせる奏法らしいです。これをDTMで再現するため、トラックオートメーションにボリュームとピッチベンドの変化をつけて鳴らしてみたら、一応それっぽい音にはなったようです。



【B】

Bに、山下達郎作品にはお馴染みのエレクトリック・シタールが登場しました。エレクトリック・シタールとは、コーラルというメーカーが作った楽器で、特殊なブリッジを搭載することで、インドの民族楽器シタールのようなサウンドを得られるものだそうです。

私の手持ちのサウンドライブラリには、残念ながらエレクトリック・シタールは見当たらなかったのですが、Native InstrumentsのIndiaというライブラリにインドのシタールをサンプリングしたものがあったので、これで代用してみようかと思います。


【使用しているソフトウエア音源】


E.Guitar         Sampler
E.Sitar Kontakt8(India)
Pad Alchemy
Pf StudioPiano
E.Piano DX7 V
E.Bass StudioBass
Drums UltraBeat

当初、MacBook AirにはLogic Proの純正ライブラリだけインストールしていたのですが、「希望という名の光」に取り掛かるにあたり、AmpleSound、Arturia、KORG、NativeInstrumentsなどの音源を少しずつ追加しています。いずれも外付けSSDにインストールしているので、内蔵SSDはほとんど消費していません。

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