2003年12月19日

MY PLEASURE -FEATURING GREATEST MUSICIANS-

日本を代表するドラマーの一人,村上“ポンタ”秀一が,デビュー30周年を記念して制作したアルバム。

詳しい内容はこちら を見ていただくとして,個人的には槙原敬之が歌うLOVE SPACEが良かったです。

オリジナルは,山下達郎の2枚目のソロ・アルバム"SPACY"に収められていますが,オリジナルでもドラムはポンタが叩いています。

アルバムSPACYについては,昨年リマスター版が出た時に,詳しく書きましたので,ご覧ください。

ポンタ自身,このLOVE SPACEのレコーディングは思い出に残っていると,どこかで書いてあったのを見た記憶があります。

オリジナルでベースを弾いていたのは,細野晴臣でしたが,今回は山弦の小倉博和がベースを担当しています。小倉さんはギターとエレクトリック・シタールのソロも弾いていますが,すばらしいです。

意外だったのは,ボーカルの槙原敬之。私はこの人のCDは聴いたことがなかったのですが,このLOVE SPACEはとっても良かった。

他には,角松敏生と南佳孝による「ソバカスのある少女」(オリジナルはティンパンアレイ)も,面白い組み合わせで楽しいです。

2003年12月1日

空の風景 / 夏川りみ

空の景色/夏川りみ

つい最近,衝動買いしたCDです。恥ずかしながら,夏川りみさんという人を私は知りませんでした。

11/24にぼんやりとテレビを見ながら,ころころとチャンネルを回していたら,BS2でライブをやっていました。

河口湖畔に吹いた沖縄の風
− 森山良子・BEGIN・夏川りみジョイント・コンサート −

ちょうど,夏川りみさんが登場して,三線を引き始めるところでした。歌い始めたのを聴いて,あまりに歌が上手いのにびっくりしてしまいました。
ファムレウタ,いとしい人へ,誰にも言えないけど,といった曲を披露した後,森山良子とBEGINと一緒に涙そうそうを歌いました。

あんまりCDを衝動買いはしないほうなんですが,とても気に入ったので,放送中にアマゾンで1クリックしてしまいました。

翌日,職場の同僚たちに「夏川りみさんって知ってる?」と聞いてみたら,なんとみんなが知ってました。知らなかったのは私だけだったようです。


※元のブログについたコメントを掲載させていただきます。

はじめまして。
グーグルから来ました。古い記事へのコメントすみません。

ぼくも夏川りみさんって全然知らなくて、沖縄ソングの寄せ集めアルバム買って聞いたとき、あんまり唄のうまい人がいるので、驚きました。すごく気にいったので買って聞き始めました。最新アルバム『風の道』もとても気に入ってます。
のじょー | Homepage | 01.13.05 - 4:47 pm | #

のじょーさん,ようこそ。
よくぞこのページを見つけてくださいました。
夏川りみさんの歌声は,目をつぶってじぃっと聴き入りたくなります。
ライブがあったら一度行ってみようかな。
J's Garage | Homepage | 01.13.05 - 6:16 pm | #

2003年11月14日

LogicAudio6 無事起動しました

XSKeyの不良のため起動できなかったLogicAudio6ですが,XSKeyをMIDIA社に送ったところ,不具合が確認され,新しいXSKeyを送っていただきました。

こちらからXSKeyを送ったのが火曜日,新しいXSKeyが届いたのが木曜日と,スピーディーに対応していただきました。
さっそくXSKeyをUSBポートにセットして,LogicAudio6起動。
今回は一発で無事起動してくれました。

さっそく,添付のデモソングを片っ端から聴いてみました。
LogicAudio6のCDには,EXS24などの純正ソフトシンセのデモ版がはいっています。
12週間の期限つきではありますが,これらをじっくり試してみることができるのです。
デモの中には,EXS24などのソフトシンセを使った曲も多くあり,Logic6の新機能であるフリーズトラックも活用されていました。

いつもながら,デモを聴くとLogicの大きな可能性に驚かされます。
シリーズの中ではエントリーの位置づけとなる,LogicAudio6ですが,私には十分な機能です。

しかも,待望のMacOS X対応。Pantherでもまったく問題なし。
そして何よりもありがたいメニューの日本語化。
しっかり使ってあげないともったいない感じがします。

2003年11月12日

Longtime Favorites

竹内まりやの2年ぶりのニュー・アルバムは,いずれも1960年代のポップスばかりを取り上げた,カバー・アルバムでした。

実際に聴いてみて意外だったのは,日本語の歌詞で歌われた「悲しき片思い」「ボーイハント」「そよ風にのって」「砂に消えた涙」の4曲。
和製ポップスの全盛期と言われる60年代に,リアルタイムに聴いていた(特に意識しなくてもテレビやラジオから流れていた)曲の数々が,今更ながらにこんなに気持ちよく聴けるとは,思ってもいませんでした。

分厚いストリングスの中に埋没することなく,リズムをしっかり感じ取れるのは,山下達郎自身が演奏するアコースティック・ギターの効果かなと思います。

大滝詠一とのデュエット「SOMETHING STUPID」。これを機会に,大滝詠一・山下達郎・竹内まりやの3人による「ナイアガラ・トライアングル Vol3」なんていう企画が実現したら嬉しい。

2003年11月8日

LogicAudio6起動せず

LogicAudio6をさっそくPowerMacG4にインストールしてみました。
インストール終了後,XSKeyをUSBにさしてLogcを起動しようとしたら,なんとXSKeyを認識してくれないのです。

事前に,Pantherではインストール時に不具合が出るという情報を得ていたので,カスタマイズでSpace Disignerのチェックを外し,無事インストールできました。

ところが!
インストール後,XSKeyをUSBにさして,LogicAudio6を起動しようとしたら,No XSKey Found.と出て終了させられてしまいます。何度やってもだめ。
XSKeyをさすUSBポートをいくつか変えて試してもだめ。

XSKeyをささずにLogicAudio6を起動しようとすると,今度は日本語で「Emagic XSKeyが認識できません」と表示され,終了させられます。
ちなみに,システムプロファイラで見ると,ちゃんとUSBのところにXSKeyと表示されているのです。
これってXSKey不良品?

参考までに環境はPowerMac G4-466MHz-RAM768MB-HDD-30GB-MacOSX Pantherです。
また,ダメもとでPowerBook G4にもインストールして試してみましたが,やはりXSKeyを認識してくれませんでした。

やっぱりXSKey不良品?

Logic Audio6アップグレードキット到着



1999年からAudiowerk2とMicroLogic AWでDAW(Digital Audio Workstation)の世界に踏み込み,2001年にLogicAudioSilver4にアップグレード。そして今回は,MacOS Xに対応したLogicAudio6にアップグレードしました。

LogicAudioSilver4からLogicAudio6へのアップデートは16,000円とお買い得なものでしたが,締め切りギリギリの10/31にかろうじて振込をすませ,本日やっとアップグレードキットが到着しました。(本当は昨日のうちに届いていたものを,マンションの管理人さんが預かってくれていたらしい)

これがLogicAudio6アップグレードキット。



中身はこんなものが入っています。


これまではオーサライズをマスターCD-ROMで行っていましたが,今回からはこのXSKeyというキーカートリッジをUSBポートに差し込んで行います。

インストールして使えるまではしばらくかかりそうですが,使ってみた感想など,のちほどアップする予定です。

2003年11月5日

iTunes for windows


iTunes for windowsの日本語版をダウンロードしてみました。やっとWindowsでも手軽にMP3やAACが扱えるようになったという感じです。

これがiTunes for windowsの画面。iTunes storeにアクセスしたところです。
ルック&フィールはwindows操作ボタンをのぞけば,macのものとほとんど変わりないようです。


スクリーン・エフェクトもこの通り。


インポートのファイル形式にはAAC,AIFF,MP3の他,WAVもありました。
まだ実際に曲を聴いたり,取り込んだりはしていないので,おいおいレポートする予定です。 

2003年11月3日

Bフレッツ開通

ようやくBフレッツが開通しました。LAN設備のないマンションなので,構内は既存のメタルケーブルを使って各戸に接続する,VDSL方式というんだそうです。VDSL接続の場合,最大50Mbpsということですが,実際のところはどうかというと...

速度測定はいつも利用している有線ブロードネットワーク のサービスを利用しました。
まずは,VSDL宅内装置とPowerBook G4をイーサネットで直接つないだ場合。

測定結果:あなたの回線速度は,24,265Mbps クロヒョウ級
ということで,平均して24〜25Mbpsというところでした。
ただし,この数値は時間帯によって変わるようなので,マンション内で同時に利用している人の数などが影響しているのかもしれません。

続いて今度はAirMac経由で測定してみました。

測定結果:あなたの回線速度は,3,351Mbps ニンゲン級
というわけで,どうがんばっても平均3Mbpsというところ。
何回測定しても4Mbps以上にはなりませんでした。
802.11g対応のAirMac Extremeなら,もうちょっといい数字が出るかもしれませんが,残念ながらうちのマックはどれもAirMac Extremeには対応していません。

結論として,普段はAirMac経由でOK,重たいダウンロードをしたい時はイーサネット直結,ということで落ち着きそうです。

2003年10月31日

Panther到着

福山通運からご不在連絡票を受け取って2日目。ようやく黒いPantherが到着しました。

予定ではハードディスクをまっさらにフォーマットしてからインストールするつもりだったのですが,急に気がかわり,とりあえず上書きインストールでどんな感じか試してみることにしました。

インストールに必要なディスクは2枚。その他に2枚のCDがついてきました。

PowerBook G4についてきたインストール用ディスクはDVDだったけど,Pantherはいろんな機種の方が使うということでCDになったのでしょうけど,ディスクの入れ替えが少々面倒な感じでした。

てな訳で上書きインストール完了。
思ったより動作が早く感じます。


こちらが新しいFinder。

よく使うフォルダを自由に登録できるのは,なんか昔のアップルメニューのようでもあり,なかなか便利。

システム環境設定もちょっとかわりました。

FileVaultはセキュリティという項目から登録できるようになっています。
Exposeはまだいまのところ便利さを実感していません。

さて,肝心のiBlogの動作はどうでしょうか。
このエントリーを公開してみてチェックしたいと思います。

2003年10月30日

Jaguar is over...

.Mac更新でもらったクーポンをさっそく使うべく,アップルストアにPantherの注文を入れました。

スティーブ・ジョブズは,Jaguarを「ジャグワィヤー」と呼んでいたけど,Pantherは「ペァンサー」と呼んでいる。ともかく,Mac OS Xのアップデートとなれば,さっそく使ってみたいものですが,なかなかブツが到着しません。


OSをアップデートする時は,いつもハードディスクのバックアップをとった後,まっさらにフォーマットして,0からインストールするのを習慣にしています。上書きインストールは簡単ではあるけど,前バージョンの「カス」みたいなものが残っていそうで,精神的に好きじゃないのです。

アップデートといえば,Office XPがOffice 2003になるそうですが,どうもこちらはどうでもいい感じ。

6年前から仕事ではずっとWindowsを使い続けていますが,最近Windows関連にはあんまり投資したくない気持ちになってきています。パソコンも4年前に買ったバイオノートをずっと使っていますが,主に使うアプリがWord,Excel,ファイルメーカーProなもんで,ペンティアム3の450MHzでも特に問題なく使えています。

さすがに画像処理は少しつらくなってきたので,そういう時は職場にあるペンティアム4のデスクトップで処理しています。

Mac OS X Panther早くこいこい。

2003年10月26日

このごろのDVD

最近買ったDVDといえば,なぜかアニメばっかりなのだ。

機動警察パトレイバー劇場版1&2

昔,友人の家で劇場版1のLDを見せられて,パトレイバー好きになりました。
2作ともLDを持っているのですが,LDプレイヤーがぶっこわれてしまったので,DVDを購入しました。

なんとこの2作とも,オリジナル声優陣による再録音盤なのです。
DVD化するにあたって,5.1サラウンド・バージョンを作る関係上,アフレコを全部やり直したんだそうです。

9年ぶりの録音ということで,声優のみなさん9年分年をくっちゃってますが,テンションはまったく変わってないところがすごいです。
オリジナルのステレオ・バージョンも収録されているので,比較してみるのも一興かと。

十二国記

昨年の夏に,「月の影 影の海」編をBS2で再放送していたのを見て以来の十二国記好きです。

DVDのほうは,「風の万里 黎明の空」が第4巻まで出ました。
放送は,「東の海神 西の滄海 」放送の後,しばらくお休みということで,原作の新刊を待って再スタートしてほしいですね。

このごろのCD

iBlog導入で更新がらくちんになったので,今年これまでに買ったCDについて書いてみます。

INDIGO MUNCH、HAWAIAN MUNCH/山弦

佐橋佳幸,小倉博和という日本を代表するギタリストのデュオ,山弦。
昨年9月に仙台のBACK PAGEで行われたライブを聴いて以来,このmunchシリーズを聴いてみたいとずっと思っていました。
munchシリーズは,山弦の二人のアコースティック・ギターによる一発録りで製作された,カバーアルバムです。
なんといっても選曲がいい,音は当然いい,
Amerika,夏なんです,Moon River,蜃気楼の街といったところが特にお気に入り。

2000トンの雨/山下達郎

山下達郎久々のシングルは,70年代のアルバム"Go Ahead"に収録されていた「2000トンの雨」の新録音(ボーカル歌い直し)と,NHK「環境新時代」のテーマとして作られた「フェニックス」のカップリング。
正直言って,「2000トン」はオリジナルのほうが好き。
若きタツローくんのボーカルが好きなのです。
フェニックスは久々の大作って感じで,こちらもなかなかいいです。

恋するふたり/大滝詠一

青天の霹靂と言うべきか,大滝師匠ひさびさのニューシングル。
ドラマのほうは一回も見ないでしまいましたが,主題歌はいかにもナイアガラ・サウンドって感じでいいです。
大滝さんは,最近,竹内まりやさんとのデュエットも披露していますね。

Traveller/トータス松本

ウルフルズのトータス松本,初のソロアルバムは彼が大好きなリズム&ブルースのカバーアルバムでした。
バックで演奏している面々もすごい。
特にドラムに上原ユカリを持ってきたところはナイスです。

Before After/松谷卓

大改造Before Afterで使われている楽曲を収録したアルバム。
実は今,私の実家でリフォーム進行中ということもあり,気になっていたこのアルバムを買ってしまいました。
リフォーム完成の暁には,工事中の写真をスライドショーにして,このCDをBGMに使ってやろうと思っています

ココナツ・バンク/ココナツ・バンク

ココナツ・バンク再結成,というよりはココナツ・バンクの名を借りた伊藤銀次のアルバムなのかな。
ドラムの上原ユカリ,ベースの井上富雄は,トータスのソロ・アルバムでもいいコンビでした。
曲は「天気予報図」が一発で気に入りました。

2003年10月25日

macな買い物2003

昨年は暮れにPowerBookG4を購入    しましたが,今年は今のところ大きな買い物はなく,もっぱら小物ばかり買っています。

Griffin TechnologyのPowerMate

MacのUSBポートに刺して,オーディオ製品のようなアルミ削り出しのノブを動かすと,Macの音量を変えられるというもの。
iTunesで音楽を聴いたり,MacでDVDを見たりする時には便利です。
設定次第で,音量以外のコントロールも可能ですが,いさぎよく音量コントローラに専念してもらっています。 

Kensington のFly Fan

昔からKensingtonのトラックボールを愛用しています。
今年の夏は暑かったので,USB扇風機を買ってみました。
結構涼しいのはいいんですが,ファンを止めるにはUSBポートから外さないといけないのがイマイチ。
On/Offスイッチをつけてくれるといいんですけどね。

So505i by SonyEricsson

3年ぶりに携帯電話を買い替えました。

Macと関係ないだろう,と思われるかもしれませんが,こいつには140万画素のデジタルカメラ機能があるので,いつでもどこでも写真が撮れるのは結構便利です。
iCalで作ったカレンダーやToDoを携帯電話に転送できたら便利なんですが,そういう機能は残念ながらありません。

So505iで撮影した画像は,メモリースティックDuoに記録されるので,これをMacに取り込むにはメモリースティックPCカード・アダプターとメモリースティックDuoアダプターが必要になります。

PCカードアダプターは仕事に使っているVAIOで使っていますが,PowerBook用に新しいやつを購入しちゃいました。白いデザインがPowerBookに似合っている,と思う。 

2003年10月20日

iTrip

iPodの音をFMで聴けるトランスミッター,iTripです。   

Griffin Technology のiPod専用FMトランスミッターということで,ごらんのようにiPodとの組み合わせはぴったりフィット。

もっぱら車の中でiPodを聴くために愛用しています。
iPodの音量は70%くらいに設定するのが良いようです。

fotolog

fotologっていう無料のサービスがありまして,7月頃から利用させてもらっています。



http://www.fotolog.net/jsgarage/



要するに,自分の写真をアップロードしてアルバムのようなページを自動的に作ってくれるサービスと言ったらいいんでしょうか。



ブラウザから写真をアップして,いくつかの設定を施すだけで勝手に画像のサイズを調整して,サムネールも作ってくれるのでらくちんです。



ただし,無料なので1日に1枚しかアップロードできない。
いくばくかのドネーションを支払うと,アップできる枚数が増えるみたいです。



面白いと思ったのは,他の人がアップした写真に,誰でもコメントをつけることができるということ。



お暇な方,どうぞコメントつけてください。
どうってことのない写真ですけど。



写真をアップするのは簡単ですが,英語のキャプションで四苦八苦しています。
fotologは世界各国の人々が利用していて,(なぜかブラジルのユーザーが多い)写真につけるキャプションは英語のほうがいいかなと思っています。



おはずかしい話ですが,私の英語力では,リアルタイムに変換できないので,Exite翻訳というサイトのお世話になっています。

http://www.excite.co.jp/world/



時々,変な直訳になったりしますけど,翻訳する元の日本語をきちんとした文法で(主語・述語をはっきり)書いてやると,それなりの英文に翻訳してくれます。
キャプションつけるのに時間がかかるので,1日1枚という制限は私にはちょうどいいかもしれません。



しかし,だいぶお世話になっているので,そろそろドネーションを支払ってもいい時期かもしれません。



2003年10月18日

昼寝の邪魔される

季節が冬へと向かう今日このごろ,カイさんは日向ぼっこが大好きです。

最近は和室の南側においてあるイスの上がお気に入りのようです。
この写真はSO505iという携帯電話のカメラで撮影しました。
携帯のカメラは「カシャ!」という大きなシャッター音が出るので,昼寝の邪魔をしてしまいました。

2003年2月16日

静かな動画/動く静止画

静止画でムービーをつくる便利なフリーウェアの紹介です。


アップルに予約注文を入れていたiLifeが届きました。iPhoto2,iMovie3はすでにダウンロード済みでしたが,iDVD3はこのパッケージでしか入手することができません。


そのiLifeに含まれる新しいiMovie3のウリのひとつが,静止画にパンやズームなどの効果をつけてムービーにしてしまう,Ken Burnsエフェクトです。ところが,これよりもっとお手軽で,かつ高機能なフリーウエアがあったのです。


ZDNet Macの混沌の屋形船How Toという連載で,荻窪圭さんが紹介していたので,早速ダウンロードして使ってみました。 そのフリーウエアの名前はGranted SoftwareのStill Lifeといいます。


StillLifeを起動したところです。iMovieを思いきりシンプルにしたようなインターフェースです。

まず最初に画像を読み込みます。


画像が読み込まれると,iMovieのようなクリップ棚が開いて,読み込んだ画像がサムネールで表示されます。



次に画像クリップを,iMovieのタイムラインビューワのような,Scene Organizerと呼ばれる場所にドラッグします。


すると,メインウインドウに画像が表示され,左下に白い枠が表示されます。StillLifeではこの枠のことをShotと呼びます。この Shotの位置や大きさの組み合わせで,静止画像に動きを与えるのです。さて,最初に自動的に生成されるShotは白い枠で,そのサイズは640x480 ピクセルとなっています。


Shotのサイズを縮小すると,枠の色もそれに応じて変化します。640x480より小さい場合は黄色,320x240より小さい場合はオレンジ,そして160x120より小さい場合は赤の枠になります。Shotは、移動したりサイズ変更する場合、常に4x3の縦横比を維持します。


メインウインドウが640x480ピクセルなので,640x480ピクセル以下のShotにすると,当然仕上がりの画質が落ちることになります。 それではShot1をムービーのスタート位置に移動します。ここでは,拡大画面から徐々に画面全体にズームアウトするムービーを作りたいので,Shotのサイズは640x480ピクセルのままです。



Shotを追加するには,New Shotをクリックします。


追加されたShotにはShot1,Shot2というように連番がふられます。


追加されたShot2のサイズを大きくして,ほぼ画像全体を覆う状態にしたところです。


次にShot2のMoveスライダーを動かして,14秒くらいに設定します。Moveは,Shot1からShot2への変化に要する時間となります。その下のHoldはShot2に変化した後,静止状態で表示する時間となります。荻窪圭さんによると,このMoveとHoldの設定次第で,「あわただしいムービーになったり退屈なムービーになったりする。 」ということです。


設定が済んだら,Playボタンをクリックして,意図したとおりのムービーになっているか,その場ですぐに確認することができます。


さて,もう一つの画像クリップも開きます。


今度は,Shotを3つ使ってみました。藤棚を左から右にパンした後,最後に画像全体にズームアウトするという設定の例です。


それぞれのSceneの設定を確認したら,Movieボタンをクリックしてから,Playボタンをクリックすると,ムービー全体を通して見ることができます。


意図した通りのムービーが表示されました。出来上がったムービーは,StillLifeで見る以外に,QuickTimeムービーとして書き出すことができます。それでは出来上がった QuickTimeムービーをご覧下さい。ファイルサイズを抑えるため,ビデオのサイズは320x240ピクセルに落とし,Sorenson Video 3,フレームレート15というフォーマットで圧縮してあります。もちろん本物はもっと綺麗です。


iMovieで読み出せるDVストリーム形式にも書き出せるので,これをiMovieで読み込み,トランジションやタイトル,そしてBGMなどを指定してやると,さらに完成度の高いムービーに仕上げることができます。 さらにiDVDで焼いてDVDプレイヤーでも見てみましたが,静止画だけのムービーでもやり方次第で面白いムービーが作れることが分かりました。クォリティもまずまずです。

2003年1月26日

DVDを焼こう

PowerMac G4にDVD-Rドライブをとりつけ,iDVDでDVDを作ってみました.


去年,職場でSONYのデジタルビデオカメラ(DCR-VX2000)を購入したのをきっかけに,ここのところiMovieの面白さにハマりまくっていました。8ミリビデオとは比較にならない高画質のビデオを,FireWireケーブル一本でマックに取込み,簡単な操作で思いどおりのムービーが作れるのです。


ようやく15分のムービーが完成。完成してみると,iMovieのファイルは全部で4ギガありました。容量がでかいので,とりあえず外付けHDDにバックアップしましたが,今度はなんとかしてDVDにバックアップをとりたいと思いました。しかし,DVDが焼けるマックを今さら買うのは無理だし,一瞬,無理してでもスーパードライブ付きのPowerBook G4にしておけばよかったなと後悔しました。


ところが,実はマックのスーパードライブの実体はパイオニアのDVD-R/RWドライブなので,そこら辺でWindowsパソコン向けに売っているパイオニアの内蔵型のDVD-R/RWドライブを買ってきてPowerMac G4に取り付ければ,勝手にスーパードライブとして認識してくれるらしい。(WPC-ARENAの記事「パイオニアDVD-RWでMacをSuperDrive化!」を参考にしました。 )


早速買ってきました。LogitecのLDR-42AKというドライブですが,中身はまぎれもなくパイオニアのDVR-105です。現在発売中のPowerMacG4に搭載されているのは,DVR-103かDVR-104なので,一足早く最速のドライブを手に入れたことになります。DVR-105を搭載したドライブは他社からも出ていますが,Logitecだけが唯一,iDVDやDiskBurnerでの動作確認を公表していました。


PowerMacG4に取り付けたところ,見事にスーパードライブとして認識してくれました。自動的にソフトウエア・アップデートが働いて,PowerMac SuperDrive Updateをダウンロードしてくれました。これはファームウエアのアップデートですが,今回はドライブそのものが最新のものなので,実行してみたところ,アップデートは不要と表示されました。


これは,取り外されたSONY製のCD-R/RWドライブです。iTunesとの組み合わせで,いっぱい活躍してくれましたが,今のところ再利用の見込みはありません。


Appleシステム・プロフィールで,「装置とボリューム」を見てみると,ディスク作成に「完全に対応しています」と表示されています。これで安心してDVDを焼くことができます。市販のDVDソフトを見るのも問題なく,生のDVD-Rディスクを入れれば,Finderが反応して「どうしますか?」と聞いてきます。まったく問題ありません。


早速ムービーを,iDVD2で焼いてみます。まずは,iDVD2のアイコンをクリック。


これがiDVD2の画面です。左側にはいくつかのテーマが表示されていて,お好みのテーマから選択することができるだけでなく,ボタンの形,背景の画像,BGMなどをカスタマイズすることもできます。



次に,ムービー・ファイルをiDVD2にドラッグします。iMovie2で製作したムービーは,あらかじめiMovie2上でiDVD用のQuickTimeムービーに書き出しておく必要があります。(※iDVD3からは,この操作は不要になります。)ここでは,アップルのサイトからダウンロードしたコマーシャル・ムービー"Rip,Mix,Burn"をドラッグしています。



ムービーをドラッグすると,自動的に再生用ボタンが作られます。iDVD2はモーション・ボタンが作れるので,ボタン上にムービーのどの場面を表示させるかは,スクロールバーを動かすだけで簡単に設定できます。


ボタンの配置はグリッドにあわせてピッタリ置くこともできるし,ランダムな位置に置くこともできます。ボタン名のフォントやカラーも自由に選ぶことができます。フォルダを作ってメニューを階層化することもできるんです。これ以上何が必要でしょうか。あるとすればチャプター機能くらいですが,うれしいことにiDVD3で対応してくれました。


プレビューで動作の確認を終えたら,いよいよDVDを作成します。作成ボタンをダブルクリックすると,DVD-Rディスクを要求して,DVD作成がスタートします。


iDVD2で作成したプロジェクトは,こんなアイコンを持ったファイルになっています。これを開けば何度でもDVDを作ることができますが,プロジェクトのデザインを変更する必要がない場合は,できあがったDVDディスクをDiskCopyでイメージ化すれば,簡単にコピーができます。

最初に使ったDVD-RディスクはSONY製でした。5枚入りで税別1,980円なり。ところが,アップルストアでアップルマーク入りのDVD-Rディスクを,1,900円で売っていることを知り,反射的に1クリックしちゃいました。


宅配便で届いたアップルのDVD-Rディスク。


5枚入りパッケージをとりあえず2個購入しました。紙のパッケージというところも,なかなかいいですね。これで1,900円は大満足でしょう。基調講演でジョブズが言っていたように,今年中にDVD-Rディスクは1ドルまで値が下がると思います。


DVDが焼けるようになったことで,昔の貴重なテレビ番組を録画したβテープなんかも,DVDに焼きまくりたい気分です。DVD化してしまえば,古いβデッキを修理しながら使う必要もなくなるので,少しはすっきりするかなと。また,昔撮った8ミリビデオを取り込んで,10年前には,やりたくてもできなかった,凝りまくりのビデオ編集を施して,ディレクターズ・カット版DVDを作ってみるのも楽しそうです。


まもなく,新しいiDVD3を含むiLifeパッケージが発売になるので,早速アップルストアに注文してしまいました。今使っているiDVD2でも十分なくらいですが,今度のiDVD3では,iMovie3との連携で,チャプター・メニューが作れるところに,非常に期待がもてるところです。

2003年1月5日

このごろのDVD

最近見たDVDの話です。どんどん安く買えるようになって有り難いことです。

今回は,「A.I.」「オーシャンズ11」「モンスターズインク」「スターウォーズEP2」「デーブ」の5本です。年のせいか,「せつな系」「ハート・ウォーミング系」が好みになってきたかも。

A.I.

スピルバーグ監督による近未来版ピノキオ物語。A.I.(人工知能)ロボットを演じるのは,ハーレイ・ジョエル・オスメント。人間の子どもになりたいと,作り物のブルー・フェアリーに祈るシーンが非常にせつない。

オーシャンズ11

オールスター総出演(でもないか)の,金庫破り物語。クルーニーがかっこいいけど,期待していたジュリア・ロバーツが全然活躍しなかったのは残念。監督は,ロバーツにオスカーをもたらしたエリン・ブロコビッチを監督したスティーブン・ソダーバーグ。

モンスターズインク

ピクサーのCGアニメーション第4作。CGでなければ作り出せない映像ではあるけれど,やっぱりピクサーの神髄は心を打つストーリー・メイキング。今年公開の次回作"Finding Nemo"にも期待がかかります。

スター・ウォーズ EP2

アナキン・スカイウォーカーはいかにしてダース・ヴェイダーとなったかを描くエピソード1,2,3。今回は特にエピソード4の登場人物や背景とのつながりを意識したシーンが多いと思いました。主演のヘイデン・クリステンセンは「ジェームス・ディーンのような影のある青年」というイメージで選ばれたとか。

デーヴ

この作品は,これまでテレビで何回か見たことがありましたが,見るたびに泣いてしまうので,とうとう買ってしまいました。(1500円だし)ファースト・レディー役のシガニー・ウィーバーは,この作品が一番可愛いと思います。レンタルでもなんでもいいから,ぜひ一度ご覧になることを強くおすすめします。