寒い冬の休日は,家でのんびりとCDを聴くのにぴったり。そんな時お世話になるのがヘッドフォン。
マンションという住宅事情もあって,家でCDを聴いたり,楽器の音を聴く時はだいたいヘッドフォンを使っています。モニタースピーカーより音が良いという事情もありますが。
下の写真は私が所有する2つのヘッドフォン。MDR-CD900STとMDR-Z900,どっちもソニー製。(懲りないやつ)
どちらも900という型番がついているので,元々は同じ機種(MDR-CD900?)から派生してできた兄弟なのかもしれません。
この2つのヘッドフォンの大きな違いはどこかというと,プロ用と民生用という用途の違いということになりますか。
MDR-CD900ST |
8MDR-Z900 |
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どこで売っているのか (私が買った店) | 大きな楽器店 (LAOX楽器館) | オーディオ売り場 (ヨドバシカメラ) |
見た目の違い | そっけない作り 箱はただの白ボール | ていねいな作り カラフルな箱入り |
音の違い | 小さな音も大きな音も 高い音も低い音も 良い音も悪い音も シビアに再生する 長時間聴くと少し疲れる | 良い音だけど CD900STよりは音がマイルド |
定価 | 18,000円 | 25,000円 |
詳しい情報 | So-netインターネットショッピング | SonyDriveの商品情報 |
本当は目的に応じて2台をとっかえひっかえすればベストなのですが,MDR-Z900は同居人が家でホルンの練習(YAMAHAのサイレントブラス使用)をする時に使っているので,もっぱらMDR-CD900STを使っています。
Review#77で紹介した「サウンド&レコーディング」1月号の表紙に写っている,山下達郎が頭につけているヘッドフォンもMDR-CD900STです。サンデーソングブックという彼のラジオ番組でもおすすめのヘッドフォンとして紹介していました。
山下達郎はレコーディングの時はもちろん,家でDATウォークマン聴くときも,これを愛用しているそうです。(首にコードがからまった状態で目覚めたこともあるとか)
なんだかんだ言っても,MDR-CD900STは国内のレコーディングスタジオで業界標準のヘッドフォンなので,ずいぶん昔からほしかったヘッドフォンなのです。
今年の夏にLAOX仙台店の楽器館ではじめて現物を見つけ,即座に奪うようにして買ってしまいました。
その後くだんの楽器館にMDR-CD900STの展示品が見かけないので,取り扱うのやめちゃったのかも。(営業妨害じゃないよ)
音が良いとよく言われるMDR-CD900STですが,私にとっては「音が良い」というよりも「音の良し悪しがシビアに聴き取れる」という感じ。CDとMD,DATとMDの音の違いは,うちの安いスピーカーとかカーオーディオではほとんどわかりませんが,このヘッドフォンで聴くと「全然違う」のがシビアに,怖いくらいわかってしまいます。