2004年5月6日

宇多田ヒカル SINGLE COLLECTION

UTADA HIKARU SINGLE COLLECTION VOL.1
宇多田ヒカル
EMIミュージック・ジャパン (2004-03-31)
売り上げランキング: 4642

宇多田ヒカルは,アルバム"DEEP RIVER"を友達から借りて聴いたことがあるだけなのですが,"traveling"が好きで気に入ってしまいました。今回シングル集が出るというので,思い切って買ってみました。

15歳から21歳までの6年間のシングルということで,当然のことながら"Automatic"と,最近の"COLORS"とではずいぶんと声質が変化しているのを感じますが,私は最近の歌声のほうが好きです。

また最近の曲では,アレンジやプログラミングも自分自身で行っているということで,アレンジは他人任せというのから卒業して,どういうサウンドで歌いたいか,というイメージを描きながら曲作りを行うようになってきているようです。

"DEEP RIVER"がリリースされたころ,宇多田ヒカルと共にアレンジを担当した,キーボーディストの河野圭さんのインタビューがキーボード・マガジンに掲載されていました。
それによると,アレンジの手順として

  1. 宇多田ヒカルが自宅でDigitalPerformerを使って曲のデータを作る(ドラムとコード楽器とメロディ)

  2. そのデータを河野氏が受け取り,全トラック検証して仮オケを録音する

  3. 仮オケをバックに宇多田ヒカルが仮歌を録音する

  4. 河野氏が各トラックの音色の差し替えなどをして仮ミックスを作成しMDに落とす

  5. 宇多田ヒカルはMDを受け取って,自宅で歌詞を考える

というようなことをやっているそうです。

面白いと思ったのは,最初に宇多田ヒカルが打ち込んだデータが最後まで修正されずに使われることがあるということで,"SAKURAドロップス"の冒頭の細かいハイハットは,宇多田ヒカルが打ち込んだデータそのまんまだそうです。結構ぐちゃぐちゃな打ち込みのようなのですが,きれいに直してしまうと最初の面白い感じが出ないということで,そのまんまになったそうです。


※元のブログについたコメントを掲載させていただきます。

宇多田ヒカルを批判するつもりは毛頭ありませんが、宇多田は、このアルバムをこの時期に出すことには難色を示していたそうです。
旦那の映画のテーマャ塔Oを前面に出したかったんでしょうね。楽曲そのものはいいわけで、まとめて出せばそりゃ売れるでしょうが、何もこの時期に...ってことだったんだろうと思います。
アルバムに彼女の写真の一枚もないのはそのせい。などというまことしやかな奄烽 ったりします。

Kenichi Aizawa | Homepage | 05.16.04 - 11:30 pm | #

Aizawaさん,こんにちは。
いわゆるレコード会社の政策上の都合で出たアルバムというやつなんでしょうね。
山下達郎でさえも,予定を大幅に前倒ししてRaritiesを出しましたし,竹内まりやのLongtime Favoritesも同じような事情から生まれたものと聞いています。

私の場合は,このシングルコレクションで初めて宇多田ヒカルのCDを買ったのですが,おかげでライブDVDやらシングルのクリップ集なんかも買うはめになっちゃって,大変なことになっています。

J's Garage | Homepage | 05.17.04 - 9:56 am | #

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