友人から頼まれて,カセットテープの音源をCD化する作業をしました。以前から環境は整っていたものの,実際にやるのは初めてだったのでいろいろ勉強になりました。(最近,人からの頼まれ事で勉強させられるケースが多いな。)
これが依頼品のカセットテープ。
ラジカセの内蔵マイクで録音したものらしく,CD化するほどの音質でもないのですが,頭だしが楽なように,ということでCD化することになりました。
カセットデッキは父から借用中のMarantz SD63F。(一番下)
録音用・再生用のヘッドが独立している3ヘッド式ということで,古いけど音質はGoodです。
カセットテレコからの音は,ミキサーのVM-3100を経由して,PowerMac G4に内蔵しているAudiowerk2というオーディオ・ボードに行きます。
カセットから直接Audiowerk2につなぐこともできますが,それでは入力レベルの調整ができないので,ミキサーを通します。
使用するソフトはいつものLogicAudio6.3.1。
VM-3100で入力レベルを調整し,レベルメーターが振り切れないように(という表現もおかしいかな)気をつけながら録音します。
録音された音をサンプルエディットで波形編集します。
無音部分のノイズを消すことと,プチっというノイズがのっている箇所のゲインを下げる作業が中心になります。
波形編集が完了したら,バウンスで波形をファイル化します。
LogicAudio6では,オフライン・バウンスで高速にバウンスができるようになりました。
以前はリアルタイム・バウンスしかなかったので,実際の音の長さの分だけ時間がかかっていました。
バウンスするにあたって,2つのプラグインを使用しました。
まずSilver Compというコンプレッサー。ファクトリー・プリセットのVocalをそのまま使いました。
次にChannel EQです。グラフィック・イコライザーのようなものです。
ここでは,カセットのヒスノイズを現音し,中低音を若干持ち上げています。
バウンスされた波形ファイルはもう一度LogicAudioで開き,ノーマライズ,DCオフセットの削除を行ってセーブします。
最後に波形ファイルをiTunesに読み込んで,CDに焼き焼きしておしまいです。
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