2003年1月26日

DVDを焼こう

PowerMac G4にDVD-Rドライブをとりつけ,iDVDでDVDを作ってみました.


去年,職場でSONYのデジタルビデオカメラ(DCR-VX2000)を購入したのをきっかけに,ここのところiMovieの面白さにハマりまくっていました。8ミリビデオとは比較にならない高画質のビデオを,FireWireケーブル一本でマックに取込み,簡単な操作で思いどおりのムービーが作れるのです。


ようやく15分のムービーが完成。完成してみると,iMovieのファイルは全部で4ギガありました。容量がでかいので,とりあえず外付けHDDにバックアップしましたが,今度はなんとかしてDVDにバックアップをとりたいと思いました。しかし,DVDが焼けるマックを今さら買うのは無理だし,一瞬,無理してでもスーパードライブ付きのPowerBook G4にしておけばよかったなと後悔しました。


ところが,実はマックのスーパードライブの実体はパイオニアのDVD-R/RWドライブなので,そこら辺でWindowsパソコン向けに売っているパイオニアの内蔵型のDVD-R/RWドライブを買ってきてPowerMac G4に取り付ければ,勝手にスーパードライブとして認識してくれるらしい。(WPC-ARENAの記事「パイオニアDVD-RWでMacをSuperDrive化!」を参考にしました。 )


早速買ってきました。LogitecのLDR-42AKというドライブですが,中身はまぎれもなくパイオニアのDVR-105です。現在発売中のPowerMacG4に搭載されているのは,DVR-103かDVR-104なので,一足早く最速のドライブを手に入れたことになります。DVR-105を搭載したドライブは他社からも出ていますが,Logitecだけが唯一,iDVDやDiskBurnerでの動作確認を公表していました。


PowerMacG4に取り付けたところ,見事にスーパードライブとして認識してくれました。自動的にソフトウエア・アップデートが働いて,PowerMac SuperDrive Updateをダウンロードしてくれました。これはファームウエアのアップデートですが,今回はドライブそのものが最新のものなので,実行してみたところ,アップデートは不要と表示されました。


これは,取り外されたSONY製のCD-R/RWドライブです。iTunesとの組み合わせで,いっぱい活躍してくれましたが,今のところ再利用の見込みはありません。


Appleシステム・プロフィールで,「装置とボリューム」を見てみると,ディスク作成に「完全に対応しています」と表示されています。これで安心してDVDを焼くことができます。市販のDVDソフトを見るのも問題なく,生のDVD-Rディスクを入れれば,Finderが反応して「どうしますか?」と聞いてきます。まったく問題ありません。


早速ムービーを,iDVD2で焼いてみます。まずは,iDVD2のアイコンをクリック。


これがiDVD2の画面です。左側にはいくつかのテーマが表示されていて,お好みのテーマから選択することができるだけでなく,ボタンの形,背景の画像,BGMなどをカスタマイズすることもできます。



次に,ムービー・ファイルをiDVD2にドラッグします。iMovie2で製作したムービーは,あらかじめiMovie2上でiDVD用のQuickTimeムービーに書き出しておく必要があります。(※iDVD3からは,この操作は不要になります。)ここでは,アップルのサイトからダウンロードしたコマーシャル・ムービー"Rip,Mix,Burn"をドラッグしています。



ムービーをドラッグすると,自動的に再生用ボタンが作られます。iDVD2はモーション・ボタンが作れるので,ボタン上にムービーのどの場面を表示させるかは,スクロールバーを動かすだけで簡単に設定できます。


ボタンの配置はグリッドにあわせてピッタリ置くこともできるし,ランダムな位置に置くこともできます。ボタン名のフォントやカラーも自由に選ぶことができます。フォルダを作ってメニューを階層化することもできるんです。これ以上何が必要でしょうか。あるとすればチャプター機能くらいですが,うれしいことにiDVD3で対応してくれました。


プレビューで動作の確認を終えたら,いよいよDVDを作成します。作成ボタンをダブルクリックすると,DVD-Rディスクを要求して,DVD作成がスタートします。


iDVD2で作成したプロジェクトは,こんなアイコンを持ったファイルになっています。これを開けば何度でもDVDを作ることができますが,プロジェクトのデザインを変更する必要がない場合は,できあがったDVDディスクをDiskCopyでイメージ化すれば,簡単にコピーができます。

最初に使ったDVD-RディスクはSONY製でした。5枚入りで税別1,980円なり。ところが,アップルストアでアップルマーク入りのDVD-Rディスクを,1,900円で売っていることを知り,反射的に1クリックしちゃいました。


宅配便で届いたアップルのDVD-Rディスク。


5枚入りパッケージをとりあえず2個購入しました。紙のパッケージというところも,なかなかいいですね。これで1,900円は大満足でしょう。基調講演でジョブズが言っていたように,今年中にDVD-Rディスクは1ドルまで値が下がると思います。


DVDが焼けるようになったことで,昔の貴重なテレビ番組を録画したβテープなんかも,DVDに焼きまくりたい気分です。DVD化してしまえば,古いβデッキを修理しながら使う必要もなくなるので,少しはすっきりするかなと。また,昔撮った8ミリビデオを取り込んで,10年前には,やりたくてもできなかった,凝りまくりのビデオ編集を施して,ディレクターズ・カット版DVDを作ってみるのも楽しそうです。


まもなく,新しいiDVD3を含むiLifeパッケージが発売になるので,早速アップルストアに注文してしまいました。今使っているiDVD2でも十分なくらいですが,今度のiDVD3では,iMovie3との連携で,チャプター・メニューが作れるところに,非常に期待がもてるところです。

2003年1月5日

このごろのDVD

最近見たDVDの話です。どんどん安く買えるようになって有り難いことです。

今回は,「A.I.」「オーシャンズ11」「モンスターズインク」「スターウォーズEP2」「デーブ」の5本です。年のせいか,「せつな系」「ハート・ウォーミング系」が好みになってきたかも。

A.I.

スピルバーグ監督による近未来版ピノキオ物語。A.I.(人工知能)ロボットを演じるのは,ハーレイ・ジョエル・オスメント。人間の子どもになりたいと,作り物のブルー・フェアリーに祈るシーンが非常にせつない。

オーシャンズ11

オールスター総出演(でもないか)の,金庫破り物語。クルーニーがかっこいいけど,期待していたジュリア・ロバーツが全然活躍しなかったのは残念。監督は,ロバーツにオスカーをもたらしたエリン・ブロコビッチを監督したスティーブン・ソダーバーグ。

モンスターズインク

ピクサーのCGアニメーション第4作。CGでなければ作り出せない映像ではあるけれど,やっぱりピクサーの神髄は心を打つストーリー・メイキング。今年公開の次回作"Finding Nemo"にも期待がかかります。

スター・ウォーズ EP2

アナキン・スカイウォーカーはいかにしてダース・ヴェイダーとなったかを描くエピソード1,2,3。今回は特にエピソード4の登場人物や背景とのつながりを意識したシーンが多いと思いました。主演のヘイデン・クリステンセンは「ジェームス・ディーンのような影のある青年」というイメージで選ばれたとか。

デーヴ

この作品は,これまでテレビで何回か見たことがありましたが,見るたびに泣いてしまうので,とうとう買ってしまいました。(1500円だし)ファースト・レディー役のシガニー・ウィーバーは,この作品が一番可愛いと思います。レンタルでもなんでもいいから,ぜひ一度ご覧になることを強くおすすめします。