今回はDVDの話。タイトルをどうしようかと考えて,「マックのある生活」をそのまま流用して,「DVDのある生活」としてみました。
私は10年くらい前からレーザーディスク(LD)を楽しんでいました。なのでDVDが出た時も,「どうせDVDはMPEGで圧縮されているんだから,レーザーディスクより画質が良いわけではないんだろう」,という頑な考えを持っていて,なかなかDVDに飛びつきませんでした。
それが,プレイステーション2が発売されたのを機に,とうとうDVDに手を出すことになりました。「DVDも見られる」ということで,新しいゲーム機を買う口実にしたというところがないわけでもないのですが。
しかし,なかなかお金の算段がつかないまま購入がのびのびになってしまいました。2000年の年末にDVDコントローラーが同梱された新しいタイプが発売されたのを機に,ようやく購入したというわけです。
というわけで,今回は私が持っているDVDタイトルの話です。
レオン完全版
最初に買ったDVDが,このレオン完全版でした。映画館でレオンを見たのはもう何年前になりますか。この完全版も映画館で見ました。完全版では掃除屋レオンと少女マチルダの淡いラブ・ストーリーが細かく描かれていると言われています。マチルダ役のナタリー・ポートマンは後にスターウォーズEpisode Iで見事な女王役を演じるようになります。
2001年宇宙の旅
いわずとしれたSF映画の金字塔。最初に映画館で見たのは中学生の時でしたかね。(歳がバレる)
ダグラス・トランブルの特殊効果シーンは,今みてもまったく古さを感じさせないところがすばらしい。彼の元で育ったジョン・ダイクストラやリチャード・エドランドが,後にILMを設立しスターウォーズ,スタートレック,未知との遭遇などの名作を生むことになります。キューブリックの作品では他に「時計仕掛けのオレンジ」が大好きでした。今度ぜひDVDを手に入れたいと思っています。
2010年
アーサー・C・クラークが2001年の続編として書き上げた小説を映画化したもの。前作があまりにもキュブリックの映画になりすぎたということもあるせいか,宇宙船やコンピュータよりも人間ドラマに重点が置かれているのが面白い。HALが自分の最後を悟った時に,生みの親チャンドラ博士に対して言った言葉,「私も夢を見るのでしょうか」が泣けます。細かいところでは,主演のロイ・シャイダーとジョン・リスゴーがホットドッグの話で盛り上がるシーンがお気に入りです。
スター・ウォーズ Episode I
ようやくでたエピソードIのDVD。本編はもちろん,おまけがなかなか見応えがあります。特に1時間に及ぶメイキングは見もの。さらに本編は字幕・吹き替えはもちろんのこと,ジョージ・ルーカスやスタッフ達が延々としゃべる音声解説を聞きながら本編を見られるモードも用意されていて,実にお買い得な DVD。惜しむらくは,エピソードIIのトレーラーが収録されていない。このDVDリリースの直後にインターネットで見られるようになっただけに,できればDVDに収録してほしかったところです。
プリティー・ウーマン
実は私はジュリア・ロバーツの大ファン。そしてロバーツといえばプリティー・ウーマンというくらい大好きな映画です。ロイ・オービソンの大ヒットナンバーが流れると身も心もウキウキさせられます。お気に入りのシーンといえば,もちろんドンペリと苺ですかね。いまだにドンペリを(ごくごくたまに)買った時は,苺と一緒に飲みます。ジュリアがドラッグをやっていると勘違いしたリチャード・ギアが,彼女を追い出そうとするシーンで,実は彼女は糸で歯を磨こうとしていたのだと気づくシーンなども◎。
ペリカン文書
ロビン・ウイリアムズがピーター・パン役に扮した「フック」でのティンカー・ベル役以来,2年ぶりの復帰作となったのがこのペリカン文書。相手役はロバーツ自らが指名したと言われるデンゼル・ワシントンです。殺人事件の謎を追いつつ,悪いやつらに追いかけられて逃げ回る二人。ハラハラどきどき楽しい映画です。「2010年」にも出演しているジョン・リスゴーが,デンゼル・ワシントンの上司役を演じていて,これがまた実に渋くて良い。こういう理解のある上司の役が似合う役者ってなかなかいませんね。
エリン・ブロコビッチ
ノミネート3作目にして,ようやくロバーツに2001年アカデミー主演女優賞をもたらした一作。ジュリア演じる一見ハチャメチャな女エリンが,実在の人物で実話を元にしたストーリーだというからビックリ。シングルマザーの話なんて,ジュリアに向いているんだろうかと思いながら見たけど,これはまさにロバーツの映画です。
ルパン三世 カリオストロの城
モンキー・パンチのルパンを宮崎駿が監督した作品。最初から最後まで宮崎駿テイストで満ちあふれています。銭形のとっつあんがラストであんなカッコいいセリフを吐くなんて。10年ほど前,私の職場に宮崎さんがお見えになるという出来事がありまして,前日に購入した「風の谷のナウシカ」のLDにサインをもらいました。他の人はみな色紙だったので,LDを差し出したら宮崎駿が「おっ?」と言ったのだ。それだけが自慢。その直後に上映された「紅の豚」がまもなくDVD化されるので楽しみです。
トイ・ストーリー 1&2
アップルのCEO,スティーブ・ジョブスが現在もCEOを勤めているもう一つの会社,それがピクサー。そのピクーの大ヒット作がこのトイ・ストーリー1と2なのです。お子さま向けのCGアニメと見もせずに馬鹿にするなかれ。実にシナリオがしっかりしていて,大の大人でも思わず涙するシーンもあるのだ。特に2ではランディ・ニューマンの音楽が涙腺を刺激することおびただしい,いやはや。特典映像としてついてくる,「ルクソーJr.」「ティン・トイ」の2つの短編もお気に入りです。
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