最近,友人や同僚から「Mac miniってどうなの?」という質問を受けることが多くなりました。それだけ注目を浴びているということなのでしょう。Mac miniはどういう人にとって「買い」なのでしょうか。
Windows Swicher
ジョブズの基調講演を見る限り,Mac miniは,Windows Switcher(Windowsからの乗り換えユーザー)を最大のターゲットとしているようです。BYODKMなんていう略語まで作ってしまいました。「今はWindowsを使っているけど,iPodは持ってるし,Macも面白そうだな。」と考えている人にとっては,試しに買ってみようという気にさせる価格設定だと思います。
Windowsとの併用
Windowsから完全に乗り換えないまでも,iLife'05用マシンと割り切って使うのも十分ありだと思います。動画編集用としても,iMovieほど簡単に使えてそれなりの編集が誰にでもできてしまうソフトウエアはWindows環境には見当たりません。ただし,編集した動画をDVDに焼くためには,購入時のオプションでSuperDriveを選択しておかなければなりません。
初めてのパソコン
パソコンを使ったことがない人や,子どもへのプレゼントとして,Macminiはどうでしょうか。機能的には十分ですが,問題はディスプレイ等の周辺機器を別に用意しなくてはならないこと。純正のキーボードとマウスは,7,140円で追加購入できますが,ディスプレイはプロ向けのシネマディスプレイしか選択肢がなく,最低でも115,290円します。サードパーティ製品ならもっと手ごろなチョイスがあると思いますが,私なら初めてのパソコンには, iBookを薦めます。iBookはMac miniと違って,メモリーやAirMac Extremeカードなどの増設が容易
にできるし,ビデオ出力がついているので,ムービーやプレゼンを大きなスクリーンで見ることができます。
サーバーとして使う
現在Macを使っているユーザーにとって,Mac miniにはどんな魅力があるでしょうか。本体が小く,PowerMacよりも音が静かだという利点を生かして,自宅サーバとして使うことができると思います。一般的なファイル共有だけでなく,パーソナルWeb共有を使ってホームページを公開するなど,Mac miniをサーバーとして利用する方法はいろいろ考えられそうです。
iLife専用Mac
iTunesライブラリを溜め込んで,家庭内の他のパソコンや,AirMac Expressと共有してもいいし,iPhotoのライブラリを溜めておくのもいいかもしれない。残念ながら,iTunesやiPhotoのライブラリを聴いたり見たりすることはできても,iMovieなどのアプリケーションに取り込むことはできません。iTunesについては著作権の保護上止むを得ないと思いますが,せめてiPhotoだけでも,他のMacからライブラリを利用できるようになると嬉しいです。
2台目のMacとして
2台目,3台目のMacとしての使い道はどうでしょうか。本体が小さく,重さもiBookの半分しかないので,モバイルパソコンとして持ち歩くのも面白いかもしれません。出先にディスプレイ等の周辺機器があればですが。置き場所をとらない利点を生かして,リビングに置いて家族の共用パソコンとして使うのも面白いかもしれませんが,ディスプレイのことを考えると,iMac G5のほうが良いかな。
というわけで,6通りの使い方を考えてみました。
文句なくおすすめできるのは,Windowsからの乗り換えや,Windowsと併用してみようというユーザーでしょう。ぜひMacの使いやすさを体験してもらいたいと思います。
初めてのパソコン購入者には,オールインワンのiBook G4かiMac G5をおすすめしたい。
すでにMacを持っている人は?
ある程度割り切った使い方,目的を限定した使い方しか思い浮かぶものがありません。
ぜひMac miniを買って,こんな使い方があるよ,というのを紹介してほしいですね。(あれ?)
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