2000年1月24日

パターのグリップの話

私が使っているパターは,ピンというメーカーのアンサーというモデルです。ピン・アンサーというとスコッツデール・アンサーという最も初期のアンサーがとっても有名で,国内ではウン十万円で取引されているとか。


私のはもちろんそんな高額なシロモノではなく,18年前に,当時デビューしたばかりの倉本昌弘が愛用していたのに影響されて,西部スポーツで1本1万円くらいで買ったものです。




パターヘッドの裏側のキャビティ部に,当時ピンの工場があったアリゾナ州フェニックスの郵便番号である85068という数字が入っています。




18年も使っているとさすがにくたびれてきた感じで,そろそろスコッティ・キャメロンでも欲しいなあ〜,なんて思っていました。(スコッティ・キャメロンはタイガー・ウッズが愛用していることで知られるタイトリストのパター。形はピンパターのデザインを踏襲している,)


でも先立つものがないので,とりあえず一番くたびれてきたグリップを交換することにしました。
ピンのパターには,ピンのトレードマークとPINGという文字が白抜きで入った黒いゴムのグリップがついています。このゴムのグリップが長年の使用で硬くなり,表面がつるつるしてきて,いまいちしっとりとしたグリップ感が得られなくなってきたのです。


ゴルフショップにいくと交換用のグリップがいくつかおいてありますが,デザインや太さなどが気に入ったラムキン(Lamkin)のコード入りグリップにしました。ラムキンはゴルフプライド,ロイヤルなどと並んでゴルフグリップのメーカーとして有名なメーカーです。




正式な型番は,あとで調べたところによると537G FCだそうで,"Deep Etched Paddle Sof-Cord"と説明がついています。

特徴は普通のグリップに比べてやや太いこと。特にグリップエンドというか,ちょうど左手の中指・薬指でグリップする部分が特に太くなっています。
これがなんとも,私の手にフィットするのでした。(自慢じゃないけど私は手が大きいほうだと思う。ゴルフのグローブは26センチを愛用。)

私の持っているもうひとつのピンパターが,全盛時代のトム・ワトソンや中島常幸が愛用していたピン・パル。(下の写真の上がパル,下がアンサー)




これには,買ったときのままのゴムのグリップがついているので,比べてみると太さの違いが歴然。いままでのグリップでは,私の手が余ってしまう感じですが,この新しいグリップだと,10本の指がぴったりとフィットするのです。




それから写真ではよくわからないが,正面のちょうど両手の親指があたる場所はフラットになっていて,パターをスクエアに(つまり目標方向に対して直角に)構えるのに具合がよろしい。
ゴムのグリップ表面にはコード(太めの糸)が埋め込まれていて,握った感じがしっかりしている。

使ってみた感触は素晴らしいの一語につきます。このグリップにもっと早く出会いたかったという感じ。

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