この映画は、一度も映画館で見たことがなく、テレビでしか見たことがないのですが、見るたびに違う発見があります。
Part Iでは、最初はファミリーと距離を置きたいと思っていたマイケルが、父の銃撃事件をきっかけに、コルレオーネ・ファミリーのドンへと変貌していく過程が、丁寧に描かれているのが印象に残りました。
父が入院している病院に誰も護衛がいないことに気が付き、たまたま見舞いにきたパン屋のエンツォを玄関先に立たせて護衛がいるように偽装するシーンでは、敵の車が玄関前を通過したあと、がたがたと震えて、煙草に火をつけることもできないエンツォに対し、落ち着いてライターの火をつけるマイケル。
危険な状況にあっても落ち着いていられる自分を発見した時に、マイケルは父の後を継ごうと決心していたのかもしれません。
Part IIでは、ファミリーの長として、対抗勢力を次々と打ち破り、裏社会の王となっていくマイケルと、若き日のヴィト・コルレオーネが同時進行で描かれています。
家族を守ろうとしてしたことが、結果的に家族の崩壊につながっていくマイケルの悲劇。若く、希望に満ちあふれたヴィトとはあまりにも対照的です。
Part IIIは今夜9時から放送です。
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