EOS10D vs Cybershot で,Cybershotに完敗したEOS10D。コンパクトデジカメ並みの明るさを手に入れるには,それなりにF値の少ない(=お高い)レンズを買うしかない。しかしそんな金はない。どうする?
Cybershotの明るさに対抗しうるレンズということで,これなら文句なしと思われる純正レンズは,EF24-70 F2.8L USM というものでした。ズーム全域F2.8は文句なく明るい。しかし,レンズに印された赤い帯は,お高いLタイプレンズのあかし。定価220,000円もします。とてもじゃないけど手が出ません。いやはや。
そこで私の出したアンサーは,お高いCanon純正レンズはスッパリあきらめて,レンズメーカーの同等品を選ぶ,というものでした。
カタログをつらつらと眺めたところ,タムロン というレンズメーカーから,Model A09 SP AF28-75mm F2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO というレンズが出ていることがわかりました。(なんでこんなに名前が長いんだろう?以下A09と略します。)
名前から分かる通り,このレンズはズーム全域でF2.8ということで,先に紹介した純正レンズと同じスペックとなっていて,しかもサイズはよりコンパクトで軽い。(純正は全長117.6mm 880g,タムロン製は全長92mm 550g)
気になる定価はぐっとお安く57,750円,実売価格は39,800円と実にお手頃です。
もちろん,スペックに現れない部分の高級感とか,ボディの剛性・質感など,純正には遠く及ばないポイントが沢山あるのも事実ですが,このお手頃な価格なら,あまり神経を使うことなくガンガン使っていけそうに思えました。
ということで,お待たせしました。タムロンのA09です。
これまで使っていたEF 28-80 F3.5-5.6 USMと比べると,大きさはほぼ同じで,A09のほうが少しばかり太くて長くなっています。レンズ口径が大きめな割には非常にコンパクトです。
筐体はエンジニアリング・プラスチックということで,当然ながら純正と同じ質感を要求してはいけません。フィルターはケンコーのプロテクターをつけています。
EOS10Dにとりつけたところ。バランスはなかなかいいと思います。
大口径レンズにしてはコンパクトなので,内蔵ストロボを使用した際にレンズの影が出たりしないのがいいです。
70mmまでズームすると,レンズが50mmくらいにゅーっと伸びます。
さて,この新しいレンズを使って,さっそく写真をバチバチと撮ってみましたが,F2,8の効果は抜群。暗めの屋内でも十分に使えました。
明るい標準ズームを手に入れたので,次は明るい望遠ズームが欲しいところですが,タムロンでは,70-200mmの全域F2.8という望遠ズーム(モデルA01)を開発中 とのことなので,発表が楽しみです。
全域で2.8というのはいいですね。その明るさなら、多少暗くても勝負出来ますね。
それにしてもカメラはやっぱりレンズが高い。
昔、一眼レフを初めて持った頃、いつもカメラ屋のレンズの並んだケースを「欲しいな〜」って眺めてましたからねえ。
mojo | Homepage | 03.24.04 - 2:03 pm | #
まったくです。
特に純正のLレンズはバカ高い。
かといって,純正の安いレンズを買って使ってみると,やっぱりLレンズにしておけば良かったと後悔するようになっています。
J's Garage | Homepage | 03.24.04 - 9:17 pm | #