アップルCEOの座を離れることは、ある程度覚悟していたことでしたが、今日のニュースはあまりにも唐突で、もうスティーブはこの世にいないのかと思うと、愕然たる想いにさせられました。
私が初めてジョブズの名前を知ったのは、1989年にはじめて買ったマック、Macintosh SEを購入した、少し前でした。
ユーザーでもないのに、マックユーザー会に顔を出していたので、いかにマックが素晴らしいかを、先輩ユーザーの皆さんに、とくと吹き込まれていました。
特に印象的だったのは、「So Far」というハイパーカードのスタック。
アップル創業10周年を記念して造られたもので、そこには創業者の写真など、初期のアップルの歩みがスライドショー形式で表現されていました。
以来、マックを使い続けて来ました。
1997年ごろから、仕事ではWindows機を使うようになりましたが、心の中にはいつもアップルへの想いがありました。
ジョブズの復帰後は、マックワールドやWWDCでのプレゼンテーションがひとつの楽しみとなっていました。
アップルのCEOを退いた後も、なんらかの形でアップルに関わり、影響を与えて行くものと思っていましたが、プレゼンテーションで見せてくれた少年のような笑顔を見ることはもうできなくなるのかと思うと、どうしようもなく寂しい気持ちになります。
どうもありがとうスティーブ。安らかにお休みください。