前回書いたトラブルがきっかけで,バックアップ用リムーバブルディスクの購入を決意しました。MOかZIPか迷った末,ドライブ本体が安いZIPに決めました。
購入したのは,EPSONのEZ110Aというもの。他メーカーのものと違って,ボディが白く,マックの脇にぴったりなのが気に入りました。
本体はほとんどプラスティック製ということで,とっても軽い。また,他メーカーのものより,EPSONのZIPは電源アダプタが小型なのもグッドであります。3.5インチフロッピーをちょっと厚くしたようなZIPディスクを挿入すると,「シャキッ」という動作音。読み込み/書込中の動作音はあまり気にならないレベルだと思います。
なによりも読み書きのスピードがそこそこ速いのが気に入りました。これならバックアップも時間をかけずにサッとできてしまいそうです。
ZIPを購入した目的のひとつは,ごっそりたまったフロッピーディスクの整理でした。特に7年間のマック生活でたまりにたまったフリーウエア類のディスクを,1枚のZIPに収められるのはありがたい。
これにはShrinkWrapがとても役に立ちました。ShrinkWrapの設定で,イメージファイルの保存先をZIPに指定し,バッチモードというのにすると,後はフロッピーをドライブに次々と入れてやるだけで,自動的にバックアップができるのです。必要な時にはイメージファイルをShrinkWrapにドラッグすれば簡単にマウントできてしまうのも,実に便利。
ZIPはディスクがちょっと高い(2千円強)のが難点ですが,なによりドライブ本体が安いので,職場と家庭にそれぞれZIPドライブを用意して,データのやりとりやバックアップをZIPディスク1枚ですます,なんていう使い方もいいなあと思っています。
ZIPは日本ではあまりヒットしませんでしたが,アメリカでは結構売れたそうです。日本の場合は,この頃すでにMOでデータ渡しという慣行ができていたからかもしれません。